フェルナンド・トーレス「今シーズン、僕らにはすべてが揃っている」

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フェルナンド・トーレスは、決定的な年に立ち向かうところだ。このシーズン前の準備段階では、自身のゴールも含め彼は輝いていた。だが、もしビアンチ監督の構想が醸しだす雰囲気に気づくなら、それは些細なこと。“エル・ニーニョ”は、彼が目にするものを信じ、それが間違いなく確かだと思っている。

チームを見て、昨シーズンとの実質的違いを観察するトーレス。もっとも大きな違いは、チームが見せる今年の顔ははるかに攻撃的だということ。ゴールを決める、縦への大きな動き、攻撃的チャレンジがある。どれも数ヶ月前まで見ることができなかったものだ。

「点の取れるフォワードの加入はチームにとっていいことだ。ケズマンはゴールをもたらしてくれるだろうし、ペトロフとマキシ・ロドリゲズもそうだろう。彼ら二人はサイドのバランスを取ってくれるとも思う。各ポジションに優秀な選手が二人ずついるしので、ポジションのために全員が競争しなければならない」と変化を評価するトーレス。

そしてチーム力向上について手ごたえを語る:「ペトロフ、マキシ、ケズマンによって、チームはゴールとラスト・パスを得たんだ。サイドから上手く侵入してきて、1試合で五つから六つ以上のセンタリングをあげてくる。こうしたレベルの人たちと一緒で、僕自身もいつも快調に感じている」。

イングランドでの三つの親善マッチに全勝したことついては、「もちろん、よくやったと思う。チームがついに完成したように感じる。これは以前にはなかったことだ。補強がずいぶん効いている。もし補強がまだ必要なら、それは歓迎するだろうな。クラブが判断することだけれどね」と総括している。

そしてチームとしての一新ぶりを体感しているトーレス、「今はいい期待が常にある。ヨーロッパにてチャンスを見い出したい監督が来て、意欲のある選手も到着して、昨シーズンにリーガで1番だったディフェンス陣もいる。今シーズンはすべて揃っているんだ。あとは、やり遂げられる、と僕らが信じることだけさ」「チーム内の雰囲気がいいのに驚いているんだ。シーズン前にはよくあることなんだけれど、でも今年は違う気がする。より落ち着きがあるし、クラブが環境をよく整えてくれている」

「プレシーズンにはいい印象を残せた。チームはフィールドにしっかり収まり、ほとんどミスはなかった。相手チームの交代選手が入ってきたとき、疲れを感じてはいたと思う。でもチームに乱れはなかった。失点は各試合1失点だけだったし、逆に2得点以上ぼくらはした。そんなことは、咋シーズンは不可能だったよね」。

この手ごたえをもとにトーレスは、チャンピオンズにしろUEFA杯にしろ、アトレティコはヨーロッパの大会の出場を賭けて戦わなければならないと信じている。「振るわない成績が何年も続いたんだ。リーガでの好成績に対してとともにヨーロッパへの渇望も僕らにはある」と彼は締めくくった。

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