インタートトカップ決勝第2戦

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Atlético de Madrid 2-0 Villarreal
(Penaltis 1-3)

Atlético de Madrid
Leo Franco;
Perea, Pablo, García Calvo, Pablo;
Simeone, Colsa; Jorge (Aguilera, m.76), Ibagaza (Arizmendi, m.96), Musampa (Nano, m.74);
Fernando Torres.

Villarreal
Reina;
Armando Sá, Gonzalo Rodríguez, Quique Alvárez, Arruabarrena;
Cazorla (Héctor Font, m.61), Marcos Senna, Josico (Battaglia, m.61), Riquelme;
Jose Mari (Víctor, m.109) y Anderson

Goles:
1-0, m.46: Ibagaza
2-0, m.58: García Calvo

Penaltis:
0-0, García Calvo falla.
0-1, Anderson marca.
1-1, Sergi marca.
1-2, Víctor marca.
1-2, Nano falla.
1-3, Riquelme marca.
1-3, Arizmendi falla.


Atlético de Madrid: Ibagaza (m.47)
Villarreal: Gonzalo Rodríguez (m.5), Quique Alvarez (m.67)

.Árbitro: Vladimir Hrinak
.Estadio: Vicente Calderón
.Espectadores: 50.730


試合前、アトレティコのフェランド監督は「チャンスを作るためには、10人のFWを並べる必要は無い、全体のラインを10メートル上げればチャンスは作れる」と語っていたが、彼の意見は恐らく正しかっただろう。ワントップのフェルナンド・トーレスは、ビジャレアルディフェンスの脅威となっていた。だが、彼をサポートすべき中盤の選手、イバガサ、ホルヘ、ムサンパの3人は、お互いリズムが噛み合わず、特にホルヘが務める右サイドは、無人状態だった。更には、トーレスのレベルにもついて行けず、アトレティコファンが期待したスタートは、紅茶の中に入れた角砂糖のように脆く崩れていった。

19分のトーレスのヘディング、39分のムサンパのボレーシュートを除くと、この日のアトレティコは、お世辞にもビジャレアルを苦しめさせるような出来ではなかった。トーレスも中盤のサポート不足に徐々に孤立して行き、本来の彼の仕事ではないアシストの仕事をするため、彼らの代わりに中盤まで下がってボールを動かした。そして何も起こらずに前半終了かと思われた46分、トーレスが素晴らしいスピードで相手を交わし、イバガサにパス。これをイバガサが決め、アトレティコ待望の先制点が貴重な時間帯で生まれた。

この1点でビジャレアルは、それまでの落ち着きは見られなくなり、若干、浮き足立った。そんな時間帯に追加点は生まれた。58分、コーナーキックから繋いだボールを最後はガルシア・カルボが押し込み、ついにトータルスコアで追いついた。

トーレスは、アトレティコを4年ぶりにヨーロッパの舞台へ連れて行くため、チームを鼓舞し、サラブレッドの如きスピードでピッチを駆けた。そして67分、PKを獲得し、アトレティコにビッグチャンスが訪れたが、ホルヘがこのPKを決めることが出来ず、試合を決めることができない。結局、延長戦でも決着はつかず、運を天に託すPK戦にもつれたが、ガルシア・カルボ、、そして最後のキッカー、アリスメンディが外してしまい試合終了。この瞬間、ビジャレアルの2年連続のインタートト優勝が決まった。

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