グロンケア、アトレティコ・マドリーへの移籍に合意

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1日(現地時間)、アトレティコ・マドリーのスポーツディレクター、トニ・ムニョスはイングランドプレミアリーグのバーミンガムに所属するグロンケア(デンマーク代表)の「合意」とともにマドリーへと帰還した。

 今夏、ペレア、パブロ、リュクサンと国際レベルの選手を獲得したアトレティコ。彼らを獲得したことによってアトレティコのセンターラインは強固なものになった。しかし、その強固になったセンターラインと共にチームをより高みへと導くための“翼”を獲得することは今夏にはかなわなかった。その“翼”とは左右どちらのサイドも高いレベルでこなすことのできるグロンケアのことである。

 開幕からここまで、得点力不足に悩んでいるアトレティコ。その一番の原因は、「サイド攻撃によって主導権を得ることができない」ということである。アトレティコ監督フェランドがいまだに両サイドハーフの選手を固定できないことがそれを如実に表している。しかし、その問題を解決するために最適な選手をアトレティコは来年1月に手に入れることになりそうだ。グロンケア獲得に際して、フェランド監督は「デンマーク代表選手は私たちを大いに助けてくれるだろう」とコメントしている。

 グロンケアが現在所属するクラブ、バーミンガムの監督スティーブ・ブルースはグロンケアを今後の戦力として考えてはいないようだ。そして、グロンケア本人も戦力として期待されるクラブへの移籍を望んでいる。

 残るはバーミンガムとの移籍金に関する交渉を残すのみだ。今夏はこの移籍金問題でグロンケアの前所属クラブチェルシーとの間で交渉が暗礁に乗り上げてしまった。しかし、バーミンガムがグロンケアをさして必要としていないことで、移籍金に関する問題もすんなりと片付きそうである。

「リーグ戦はまだ先が長い。私の理想はグロンケアというクラックがアトレティコのクラックであるフェルナンド・トーレスと共にプレーすることだ」
 グロンケア本人との交渉をまとめて、バーミンガムとの移籍金交渉に臨むトニ・ムニョス氏の言葉である。

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