テベス獲得へ乗り出すアトレティコ・マドリー、サポーターの見解は

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アルゼンチンの光り輝く才能である、ボカ・ジュニアーズのテベス。今季でアルゼンチンリーグを去ることを明言した彼の去就は、すでにヨーロッパ中の話題となっている。現在、テベスの獲得に乗り出していると見られるのは、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、PSVアイントフォーヘン(オランダ)、そしてアトレティコ・マドリーといったチームである。

 この中のアトレティコの地元であるスペインの首都マドリーでは、テベス獲得に関する記事が連日紙面をにぎわせている。それらの内容は「テベスは、アトレティコのユニホームを着ることを望んでいる」というものが主なものである。だが、これらの記事に関してアトレティコサポーターは落ち着いた態度を示している。以下は、マドリー近郊の町アルカラ・デ・ヘナレースに住む過激派サポーターの一員(36歳男性)の見解である。

「テベスを欲しいのは言うまでもないことだ。今のアトレティコは、素晴らしい守備陣を持っているが、攻撃はひどい。フェルナンド・トーレスにしてもまだまだ子供だ。あの才能を生かす強い精神力がない。テベスのプレーを俺はテレビで見た。アルゼンチンリーグの厳しく激しいサッカーの中でテベスは、それらを上回る荒々しいプレーをしていた。そういうプレーをするには持って生まれた才能だけではできない。強い心がないとできないんだ。フェルナンド・トーレスがテベスと一緒にプレーしたら、実感するだろう。自分は甘えん坊だってね。俺たちは激しいサッカーが観たい。甘ったれたサッカーを見るのは腹が立つ。だから、俺たちはテベスを必要とする。

 だが、アトレティコフロント陣が彼を獲得できるかは疑い深い。今年のオフシーズンだって、公言していた契約の中で成功させたのはペレアの獲得だけだ。それに競走相手が悪い。バイエルン・ミュンヘンのような超金持ちチームにアトレティコは応戦できない。金がないんだ。バルセロナにエトーを持っていかれたような結末にならないといいんだけどね。もはやテベスが『スペイン語が通じないドイツには行きたくない』って言うことを願うことだけだよ(笑)!!」

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