光るマルセロ・ソサの運動量

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17日(現地時間)に行われた、アトレティコ・マドリー対ラシン戦。結果はホームチームのアトレティコの勝利だったが、その試合内容は迫力と興奮に欠けるものであった。
 だが、そのような試合展開の中で一際光を放った選手がいる。それは、アトレティコの守備的MFマルセロ・ソサ(ウルグアイ代表)である。

 この日の試合は、ボールが落ち着かずに行ったり来たりを繰り返すものであった。中盤の選手がボールを奪い返しても、前線がミスを繰り返し再びボールを奪われるという展開。そういった展開では、守備的MFは非常にストレスを溜めるはずだが、マルセロ・ソサが披露した豊富な運動量と献身的なカバーリングは、まるでそのような展開を楽しんでいるかのようだった。

 彼は特別スピードがあるわけではないが、とにかくボールに喰らいついて行く。中盤の高い位置から激しくボールに詰め寄ると、たとえ一度ドリブルでかわされてもしつこく敵を追いまわす。スライディングや競り合いでグラウンドに倒れ込んでも、すぐさま飛び起きて次のプレーに取り掛かる。そのような彼のプレースタイルは、アトレティコサポーターが最も好むプレースタイルだ。まだ、移籍してきて間もないので圧倒的な支持を受けるまでには到っていないが、彼がビセンテ・カルデロン(アトレティコのホームスタジアム)の人気者になるのは時間の問題であろう。

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