頼もしいFWサルバの復帰

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8日、アトレティコ・マドリーは午前10時からトレーニングを行った。前日に引き続き、代表に招集されているフェルナンド・トーレス、ペレア、マルセロ・ソサを除いたメンバーらは軽快にトレーニングをこなした。
 トレーニング中、フェランド監督が頻繁に声をかけたのが、くるぶしのけがでトレーニングを離れていたFWのサルバだった。前日の練習から合流し、問題のない動きを見せたサルバには、フェランド監督もできるだけコミュニケーションを取り、多くのことを伝えておきたい様子だ。
 それというのも、現在のアトレティコ・マドリーは、FWの軸となるべき選手が、けがまたは代表招集で不足しているからだ。エース、フェルナンド・トーレスは8日のスペイン代表戦に出場濃厚で、今週末のアルバセテ戦までに体調を万全にするのは難しい。また、昨シーズン、F・トーレスに次ぐゴール数を記録したパウノビッチ(セルビア・モンテネグロ代表)は恥骨(ちこつ)の炎症が引かず現在トレーニングができない状態だ。
 ハーフコートで行われた紅白戦で、サルバはワントップとしてプレー。ピボーテ(舵取り役)のリュクサンにボールが入ると、トップ下のイバガサとサルバが連動して交差する動きや、リュクサンからサルバに入ったボールをイバガサに落とし、イバガサから両サイドハーフに展開するという動きが何度も繰り返された。紅白戦後には、サルバと二人の司令塔イバガサとリュクサンが話し合う場面も見られた。
 サルバの大きな体は、ポストプレーやゴール前での争いで威力を発揮する。イバガサとリュクサンという二人のハイレベルなパサーを充分に生かし、また生かされることができるのがサルバの能力だ。
 リーグ第2節のアルバセテ戦でのサルバの出場時間は、フェルナンド・トーレスの調子によって変わってくるだろうが、サルバが勝敗を分ける大きなカギを握っているのは間違いない。

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