クラブの所有を巡っての争い

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アトレティコは現在クラブの所有を巡って争いが起きている。
先日、アルフォンソ・カンバ氏が率いるアルテルナティーバ・アトレティコという団体がアトレティコの株主であるヒル一家に対し1億ユーロ(約130億円)でクラブを買い取る用意があると告げた。
その内およそ3分の1にあたる3000万ユーロは株券の形となる予定だが、現在のところ株の85%を所有しているヒル一家が株の売却に興味を示していないことがクラブを買い取る上での障害となっている。
「我々が何もしていないと誰も言うことはできない。アトレティコの救世主として十分にふさわしいはずだ。
株を全て買い取るということはアトレティコを救うということ。株の価値はどんどん下がっている」とカンバ氏は語る。
この団体の会長であるカンバ氏は自身のプロジェクトのため、およそ1億ユーロを投資するつもりだ。
3分割にし、3000万ユーロは株券購入に、1つは選手の獲得費用に、もう1つはクラブの資産問題を解決するためのものとなっている。
この団体が掲げているアトレティコ存続計画では、最も価値のあるフェルナンド・トーレスを売りに出すという考えはなく、経済状況を立て直すためには必ずチャンピオンズリーグに出場しなければならないとしている。
現在アトレティコの負債は3億6000万ユーロ(約470億円)を超えており、カンバ氏はスポーツ部門の経営は「最悪、急降下中」と話す。
またこの負債がヨーロッパの大会への参加を不可能にしているという。
「アトレティコはなんとか命を維持している」と語る同氏は、既にクラブの調査を開始しクラブを買収した場合どのようになるか、そして経済的な問題をどう解決するかを探っている。
そして繰り返し自身のプロジェクトの中では、フェルナンド・トーレスの売却はないと否定している。
「彼はアンタッチャブル。ファンに夢を抱かせる唯一の選手だ。フェルナンド・トーレスの売却は経済的問題の解決にはならない」。
またこの団体がビセンテ・カルデロンから撤退の意図があるという噂についても否定している。

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