リーガ第37節、サンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリー対アトレティコ・マドリーの一戦“マドリーダービー”は、退屈極まりない内容に終始し0-0の引き分けに終わった。
この試合の見所はキックオフ前に行われたフェルナンド・イエロの引退セレモニー、そしてベルナベウで白いユニフォームを着ての最後の試合となる可能性のあるフィーゴ、またR・マドリーが来季に向けて獲得を狙うとされるアトレティコのDFペレアの存在だった。しかし両チームの選手たちは緩慢なプレーを連発し、リスクを冒さずゆったりと試合を進めていくだけ。ベッカムに至ってはイングランド代表の試合に集中するためにイエローカードを敢えてもらいに行き、退屈なゲームをさらに味気ないものにした。
試合はピチチ(得点王)のタイトルを争うロナウドが仲間からの支援を受けてGKと1対1の場面を迎えたが、これはGKレオ・フランコが好セーブ。さらにFKから直接狙ったシュートもあっさりとレオ・フランコにキャッチされた。
結局試合はキックオフのときと全く同じスコアのまま終了。もし誰かがゴールを挙げたならば、相手に謝罪するかのような“友好的”ムードの漂ったダービーは、史上稀に見る凡戦のまま幕を閉じた。
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