サンティアゴ・ベルナベウ、近年まれに見る“味気ない”ダービーを迎える

この記事は約2分で読めます。

優勝の可能性が消えたレアル・マドリーと、国王杯に破れヨーロッパへの夢が断たれたアトレティコ・マドリーは、ここ最近では最も“気の抜けた”ダービーを迎える。第一目標を達成できなかった両チームがこの戦いに懸けるのは、誇りだけとなった。

サンチェス・ピスフアンで引き分け、連勝記録とともに優勝への夢も止まってしまったR・マドリー。サンティアゴ・ベルナベウ最後の試合となるダービーを勝利し、“胸を張って”ファンに別れを告げたいところ。出場停止のエルゲラに代わるのはパボン。それ以外はいつもと同じスタメンで、フィーゴもグティもベンチスタートとなる。

一方、アトレティコ・マドリーは最も厳しい時期にサンティアゴ・ベルナベウを訪れることになった。12日の国王杯敗退に続きベティス戦にも破れ、19日には過激派ファンが練習場に乱入するなど、チーム状態は最悪だ。現在わずかに残されているのはインタートトカップ出場の夢。しかし今季アウェイではたったの2勝しかあげておらず、今回も苦しい展開が予想される。こちらも前節のベティス戦とスタメンに大きな変更点はない。フェルナンド・トーレスの相棒を務めるのがリチャルド・ヌニェスになるぐらいだ。

また、この試合ではフェルナンド・イエロの引退式典も行われる。先日引退したばかりのイエロは、数々の栄光をつかんだスタジアムに久々に戻ってくる。イエロは始球式を行ったあと、貴賓席で試合を観戦する。

さらにこの試合でファンに別れを告げる選手は他にもいるだろう。最も可能性が高いのはフィーゴ。フロレンティーノ・ペレス会長が最初に連れてきた“ガラクティコ”も白いユニフォームを着るのはこれが最後だと見られている。

予想スタメンは次の通り

<レアル・マドリー>
カシージャス、ミチェル・サルガド、パボン、サムエル、ロベルト・カルロス、ベッカム、グラベセン、ラウル、ジダン、オーウェン、

<アトレティコ・マドリー>
、ベラスコ、パブロ、ペレア、セルジ、イバガサ、コルサ、ルクサン、、リチャルド・ヌニェス、

コメント