1a Divsion. Jornada 36

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1-2


Atlético de Madrid
Leo Franco;
Velasco, Pablo Ibáñez, Perea, Sergi (García Calvo, m.54);
Ibagaza, Colsa (Sosa, m.54), Luccin (Richard Núñez, m.73), Antonio López;
Fernando Torres, Braulio.

Real Betis
Doblas;
Varela, Juanito, Rivas, Melli;
Israel (Lembo, m.67), Assuncao, Arzu (Benjamín, m.89), Denilson (Fernando, m.49);
Joaquín; Oliveira.

Goles
0-1: m.16: Oliveira
0-2: m.37: Oliveira, de penalti.
1-2: m.54: Melli


Atlético de Madrid: Braulio (m.30) Colsa(m.40) y Sosa (m.70)
Real Betis: Juanito (m.30) y Doblas (m.42), Lembo(m.87)

Árbitro: Mejuto González (Comité asturiano)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 15.000


オリベイラの2ゴールでベティスはビセンテ・カルデロンをも飲み込んでしまった。これでヨーロッパへの夢が確実に近づいたベティスに対し、敗れたアトレティコ・マドリーは全く出口の見つからない危機的状況に立たされている。

ビセンテ・カルデロンには失意が広がり、チームがチャンスを迎えても、もはやファンには盛り上がるだけの気力が残っていない。自分たちのチームを信じることさえ出来ないファンに加え、不協和音の残る首脳陣たちもおそらく明確なプランを持ち合わせていないのだろう。国王杯も敗退し、楽観的なニュースもないアトレティコは、ベティスという難しい相手を倒してその危機から抜け出したいところだった。

しかし、こういった大切な試合でもなかなかチームの状態というのは変わるものではない。先日のオサスナ戦に比べればやる気が感じられたものの、現在のアトレティコには決定力もなければ運もなく、一度リードを許せばそれをひっくり返すだけの気力もないのだ。

もはやフェルナンド・トーレスすら信用できない。この日も数少ないチャンスを作った“エル・ニーニョ”だが、やはりあと一押しが足りず、彼もまたブーイングの対象となる。

一方のベティスは、オリベイラの爆発力に頼るだけで簡単に勝負を決めた。相手DFを驚かせるためには彼の力だけで十分。まずカウンターからのシュートを狙えば、その後のコーナーから頭で押し込みあっさりとリードを奪う。

その後も、失点にうつむくアトレティコに対してベティスはチャンスを量産。こうして37分にはオリベイラがPKで2ゴール目を決め、勝負はあっという間についた。そしてベティスのリードを縮めたのも、実はベティスの選手だった。メジのオウンゴールで両者の差は1点に。しかしそれでもアトレティコは目覚めない。

ここでフェランド監督は批判を浴びた国王杯の試合と同じ3人のセンターバックというシステムに戻すが、今回はこの交代が効果を出す。さらにリカルド・ヌニェスの投入でやっとチャンスを作り始めたアトレティコだが、やはりゴールの場面で冷静さに欠ける。

来週に控えたマドリーダービーを前に、戻ってこないゴール嗅覚に悩まされるアトレティコ。勝利したベティスは永遠のライバルであるセビージャと共にチャンピオンズリーグ出場をめぐる戦いに踏みとどまっている。

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