1a Divsion. Jornada 28

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1-0

Atlético de Madrid
Leo Franco;
Velasco, Perea (García Calvo, 30), Pablo Ibáñez, Sergi;
Colsa, Luccin; Gronkjaer, Jorge (Núñez, 67)(Marcelo Sosa, 81), Antonio López;
Fernando Torres.

Valencia
Cañizares;
Sissoko (Di Vaio, 64), Navarro, Ayala, Carboni;
Marchena, Albelda; Rufete (Xisco, 64), Aimar, Fabio Aurelio (Fiore, 82);
Mista.

Goles
1-0: m.12: Fernando Torres


Atlético de Madrid: Gronkjaer (m.36), Antonio López (m.58), Luccin (m.74), Pablo Ibáñez (m.76),Marcelo Sosa (m.85)
Valencia: Sissoko (m.32), Marchena (m.81), Cañizares (m.87) y Albelda (m.91)

Árbitro: Iturralde González (Vasco)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 50.000

 


アトレティコ・マドリーはホームにバレンシアを迎えた。前節終了時点で、バレンシアは7位、そしてアトレティコは8位。来季UEFAカップ出場枠(5位、6位)を争う、当面のライバルとの対決とあって、ビセンテ・カルデロンには多くの観客が集まった。
 
 まったく同じ4-5-1(中盤は底に2人、両サイド、トップ下)という陣形で試合を始めた両チーム。だが、ホルヘ(アトレティコ)、アイマール(バレンシア)の両トップ下をマークすべく、お互いのダブルボランチが最終ラインよりのポジショニングをとったため、トップ下とダブルボランチとの距離が大きく開いた状態になる。そんな、前線が孤立した状態にもかかわらず、前線にボールを放り込んでいたため、両チームともに攻撃のリズムを生み出すことができない。

 先制点は、単調な攻撃を繰り返される展開の中から生まれた。前半12分、アトレティコに右コーナーキックのチャンスが訪れる。目下絶好調のアントニオ・ロペスの左足から放たれたボールは、二アサイドへ走りこんできたフェルナンド・トーレスのヘディングシュートを生む。棒立ちでボールを見送ってしまったバレンシア守備陣が、互いに責任をなすりつけ合うのを尻目に、ビセンテ・カルデロンは歓喜を爆発させた。
 このゴール以後、アトレティコの攻撃にはリズムが生まれ始める。自陣でアイマールを囲み込んでボールを奪うと、前線に急ぐことなく中盤で丁寧にボールを回し、着実に攻撃を組み立てていく。ゴールチャンスこそ生まれなかったものの、アトレティコは試合の主導権を握ったまま、前半戦を終了する。

 後半に入っても、アトレティコは前半からの流れを維持する。アイマールの自由を奪われて攻撃を組み立てられぬまま、ただ時間を消費していくバレンシア。その打開策として後半19分、ルフェテとシッソコォに代えて、ディ・バイオとシスコを投入する。ディ・バイオを右、シスコを左に張り出させて、中央のミスタとともにスリートップを形成。アトレティコの最終ラインを横に拡げ、トップ下のアイマールが飛び込んで行くためのスペースを作り出そうという試みだ。しかしアトレティコ守備陣は、1対1の局面で常に競り勝ち、バレンシアの攻撃からスピードを奪い取る。これによって勢いを失ったバレンシアは、相手ペナルティーエリア近くまでボールを運ぶものの、横パスばかりになってしまい、結局はペナルティーエリア前で時間を浪費してしまう。対するアトレティコ守備陣は、敵に襲いかかる狙いどころを的確に見出し、効果的にボールを奪い続けた。
 結局、試合はこのまま1-0で終了し、アトレティコがホームで貴重な勝ち点3を勝ち取った。

 この勝利で、来季UEFAカップ出場権獲得圏内である6位に大きく近づいたアトレティコ。現時点での順位は8位だが、6位セビージャには勝ち点1差まで迫っている。試合後、決勝ゴールを奪ったフェルナンド・トーレスは、こう語った。
「アジャラ(バレンシアのセンターバック)との対戦は、とても手応えのあるものだった。言うまでもなく彼は、リーガを代表するセンターバックの一人。そんな選手との対戦は本当にやりがいがある。そして、そんな相手からゴールを奪えたことは、とてもうれしいことだ。今、僕らは勝利の勢いが生まれつつある。(次節の相手である)サラゴサは、来季UEFAカップ出場を争うライバルであり、昨シーズン、僕らがUEFAカップ出場権を逃した、最大の原因となる逆転負けを喫した相手だ。今回は絶対に借りを返さなくてはならない」

 前節のセビージャ、そして今節のバレンシアと、上位陣に連勝したアトレティコ。残り10節となったリーガ終盤戦に向けて、この連勝を意味あるものにするためには、次節のアウエーでの戦いをどう乗り切るかが重要なポイントになってくる。

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