1a Divsion. Jornada 27

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3-0


Atlético de Madrid
Leo Franco;
Velasco, Pablo, García Calvo, Sergi;
Gronkjaer, Colsa, Luccin (Sosa, m. 73), Antonio López;
Fernando Torres (Braulio, m. 86) y Salva.

Sevilla
Esteban;
Sergio Ramos, Javi Navarro, Pablo Alfaro, David;
Darío Silva, Renato (Casquero, m. 46), Jordi, Jesuli (Antonio López, m. 73);
Baptista y Aranda (Kepa, m. 55).

Goles
1-0, m. 15: Salva
2-0, m. 38: Fernando Torres
3-0, m. 42: Antonio López


Atlético de Madrid: Fernando Torres (m. 35), García Calvo (m. 53), Gronkjaer (m. 67) y Sergi (m. 84)
Sevilla: Jordi (m. 56) y Sergio Ramos (m. 76).

Atlético de Madrid: Salva (m. 76 y m. 78)

Árbitro: Xavier Moreno Delgado (C. Catalán)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 25.000

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5日、アトレティコ・マドリーはホームにセビージャを迎えて第27節目となる試合を戦った。前節アウエーで降格争いをしているサンタンデール相手に痛恨の逆転負けを喫したアトレティコ。来季UEFA杯出場権獲得圏内に入るためには、現在3位のセビージャ相手に勝利し、前節作ってしまった“借金”を返済したいところであった。対するセビージャは、アウエーで勝利を挙げて来季チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けてしっかりとした地盤を築きたいところ。

 前半立ち上がり、司令塔イバガサを欠くアトレティコは自陣からの組み立ての段階で、セビージャ守備陣の内から外へとボールを追い出すプレスをかわすことができず、なかなか波に乗れない。逆に、最終ラインでは快足センターバックのペレアを欠き、たびたびセビージャのセンターFW、バプティスタの突破を許す危ない場面を迎える。

 前半15分までは、セビージャ優勢で試合が進む。しかし前半16分、高い位置でボールを奪ったアトレティコは、センターハーフのルクサンのロングパスでボールを左サイドへ送ると、ボールを受けたアトレティコのサイドハーフ、アントニオ・ロペスの外側をセルジが追い越し、セビージャDFを引きつける。完全なフリーの状態になったアントニオ・ロペスは、ペナルティーエリア内に走り込むサルバへとピンポイントのクロスを送る。サルバはそれをヘッドでしっかりと捉え、セビージャゴール右隅へと突き刺し、アトレティコが先制点を挙げる。

 このゴールで勢いの生まれ始めたアトレティコは、徐々に高い位置からセビージャのボールを奪い、パスをつないでセビージャ陣内へと侵入し始める。すると前半36分、右サイドで得たフリーキックからアトレティコは待望の追加点を奪う。アトレティコの右サイドやや浅めの位置からのフリーキックに対して、セビージャはディフェンスラインを一斉に上げてオフサイドを狙う。しかし、そのタイミングを見計らったアトレティコイレブンは、セビージャのディフェンスラインに合わせて一度下がり、セビージャ守備陣のオフサイドトラップを無意味なものにする。そして見事に失敗したオフサイドトラップをあざ笑うかのように、フリーでボールを受けたF・トーレスが落ち着いてゴールに流し込み、アトレティコはスコアを2-0とした。

 2点差をつけられたセビージャは攻撃のテンポを上げ、早いパス回しでばん回を図ろうとする。しかし、それは攻撃の正確性を狂わせると同時に、前へと急ぐ単調な攻撃のリズムを生むことになり、試合は完全にアトレティコペースになる。
 そして、前半終了間際の42分には、アトレティコがアントニオ・ロペスのゴールで3点目を挙げて試合をほぼ決定づける。

 3点リードのアトレティコはリスクを犯して攻撃する必要がないため、余裕を持ってセビージャの攻撃を受け止める。1対1の守備の場面では、きっちりと相手のドリブルのコースを消し、セビージャの攻撃のスピードを奪う。これによってセビージャの攻撃は横パスばかりになり、アトレティコは危なげなく3点差を守り切って勝利した。

 試合後、先制ゴールと2点目のゴールをアシストし、3点目のゴールを決めたアントニオ・ロペスは「試合前は上位にいるセビージャとの対戦とあって、もっと難しい試合になると思っていたが、その予想に反してすんなりと勝つことができてよかった」と語った。

 混沌とするリーガ中位の争いから一歩抜け出し、来季UEFA杯出場権を獲得するために重要な勝利を挙げたアトレティコは、次節も引き続いて得意のホームでバレンシアを迎え撃つ。リーガ上位に位置するチームに連勝し、貴重な勝ち点を積み重ねることは、アトレティコの目標達成にとって何物にも変え難いものであることは言うまでもない。次節、バレンシアを迎えるビセンテ・カルデロンに多くの観客が集まることは必至だ。アトレティコイレブンが観客たちを満足させる戦いを見せられるか否か、注目したいところである。

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