3-2

Villarreal
Reina,
Javi Venta, G. Rodríguez, Peña (Cazorla, m.61), Arruabarrena, Sorín;
Marcos Senna, Font, Guayre (Jose Mari, m.61)
Riquelme, Forlán

Atlético de Madrid
Leo Franco,
Molinero, Pablo Ibáñez, Perea, Antonio López,
Marcelo Sosa, Colsa, Jorge (Nano, m.66), Gronkjaer (Salva, m.86), Ibagaza
Torres.

Goles
0-1, m.26: Fernando Torres.
0-2, m.39: Fernando Torres.
1-2, m.62: Forlán.
2-2, m.81: Perea, en propia puerta.
3-2, m.92: Sorín.

Villarreal: Peña (m.54), G. Rodríguez (m.68)
Atlético de Madrid: Marcelo Sosa (m. 3), Pablo Ibáñez (m.24), Jorge (m.66), Gronkjaer (m.69), Fernando Torres (m.88)

Árbitro: Pérez Lasa (Comité Vasco)
Estadio: El Madrigal
Espectadores: 20.000

アウェーでなかなか結果が出せないアトレティコ。しかし前回アウェーで首位バルサを破り、そのジンクスは崩れたかに見えたがアトレティコにはやはり何かが取り憑いているようだ。

前半ホームのビジャレアル相手に完全にゲームを支配するアトレティコ。その中でもゲームメーカーイバガサが冴え渡る。フェルナンド・トーレスの周りを自由に動き回り、ビジャレアルをかく乱。

26分にはイバガサがスローインを受けグロンケアへ、グロンケアは相手に囲まれながらもビジャレアルGKとディフェンスラインとの間に出来た大きなスペースへ素晴らしいパスを送る。そのパスに反応したのがフェルナンド・トーレス。最初の一歩で爆発的なスタートを切るとビジャレアルDFもそのスピードには付いて行けず、冷静にゴールを奪いアトレティコが先制点を挙げる。

さらに勢いの増すアトレティコ。ビジャレアルは反撃しようと試みるが主導権を完全に握られ何も出来ない。そして再び現れたのがイバガサ。中盤でボールを受け、きれいに縦に抜けるノールックパスをフェルナンド・トーレスへ。このパスに完全に虚を衝かれたビジャレアル。トーレスは再び迎えたGKと1対1を失敗することなくアトレティコが2点のリードを奪う。意気消沈するビジャレアルの選手達、そしてスタンド。

しかし、ここからドラマは始まるのである。

2点先行されたまま迎えた後半。アトレティコは再びビッグチャンスを得る。アントニオ・ロペスの蹴ったFKからグロンケアがフリーでヘディングシュート。ところが頭に当たり損ねチャンスを逸してしまう。

その後ペジェグリーニ監督は流れを変える為ホセ・マリとカソルラを投入。この交代で次第に流れビジャレアルへ。そして後半17分ついにフォルランがアトレティコゴールをこじ開ける。1点返されたものの、まだ冷静さを失っていないアトレティコ。

ところが後半36分リケルメのゴールへ鋭く向かってくるFKから競り合いに行ったペレアの頭に当たり、ボールはアトレティコゴールの中へ。とうとう同点に追いつくビジャレアル。再び勢いを取り戻すスタジアムと完全に意気消沈してしまったアトレティコの選手達。

そして、ドラマは最後の結末を迎える。

勝ちゲームを引き分けにされてしまったアトレティコはまだ試合が終わっていないにも関わらず、そのショックを隠しきれずグランドをさまようだけ。そんな集中力を欠いている状態を見逃さなかったビジャレアルはなんとロスタイムにソリンが執念の逆転ゴールを決め、3－2で勝利。

アトレティコにとっては最悪な負け方となり、この敗戦のショックは後まで残りそうだ。一方のビジャレアルはこの大逆転勝利で順位も5位へ浮上。とうとうチャンピオンズリーグ圏内が見えてきた。