1a Divsion. Jornada 16

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2-0


Atlético de Madrid
Leo Franco;
Velasco (Aguilera, m.66), Perea, Pablo Ibáñez, Sergi;
Ibagaza (Jorge, m.87), Marcelo Sosa, Luccin, Antonio López;
Salva (Paunovic, m. 72) y Fernando Torres.

Deportivo de La Coruña
Molina;
Scaloni, Jorge Andrade, César, Romero;
Víctor (Munitis, m.57), Mauro Silva, Sergio (Fran, m.74), Valerón,
Luque, Pandiani (Tristán, m.58).

Goles
1-0, m.44: Calatayud, en propia meta
2-0, m.48: Fernando Torres.


Atlético de Madrid: Paunovic (m.74)
Deportivo de La Coruña: Sergio (m.51), César (m.54)

Árbitro: Moreno Delgado (Catalán)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 40.000


試合前にシメオネ移籍のお別れセレモニーが行われ、さらにアトレティコ・マドリー対デポルティーボというビッグクラブ同士の対戦に好ゲームが期待されたが、選手同士は激しくぶつかりあうものの、内容としてはいまいち盛り上がりに欠ける試合となった。

キックオフと同時にアトレティコ・マドリーがサイドから主導権を握ろうと仕掛る。これがこの日の勝敗を分けた両チームの決定的な違いだった。アトレティコ・マドリーはイバガサ、アントニオ・ロペスを中心に常にサイド攻撃を仕掛け、センターで待ち構えるFWにボールを供給しようという狙いが見られた。一方のデポルは今や“スーペル・デポル”の面影もなく、イルレタ監督は変化のない選手起用に固執、過去の栄光に縛られ続け、もはや何もする事ができない。

先制点はアトレティコ・マドリー。前半27分に意表を突く縦へのロングボールがフェルナンド・トーレスの元へ。ボールを受けたフェルナンド・トーレスはゴール前へドリブルで突進、そのスピード、動きにアンドラーデとスカローニは完全につられてしまう。そして、顔を上げ、冷静にデポルディフェンダーの間へパスを送る。そこにはアントニオ・ロペスがフリーで走りこんできており、GKモリーナもどうすることも出来ず、難なくゴールを奪った。

失点後もデポルが動き出す気配はなかった。アトレティコ・マドリーも追加点を取りに行こうとはせず、逆にこの1点を守ろうといった感じだった。前半終了間際にデポルがようやくチャンスを作り始めるがGKレオ・フランコのセーブ、さらにオフサイドの判定で取り消され、前半終了。同時にデポルも終了してしまった。

後半に入ってもイルレタ監督はシステムを変えることはしない。それどころかいつもと同じような交代で昔のようになんとかなることを願っているようだった。「ゴールを狙うのにパンディアーニとトリスタンを代えて何か意味があるのか?」「ムニティスとビクトルを代えた意図は?」
結果論になってしまうが、この場合、既存のシステムを壊してでもゴールを決めるということが第一優先ではなかったのか?

退屈な内容の試合に時間ばかりが過ぎて行った後半35分、ムニティスとルケが個人技から突破口を見つけようと奮闘するが、アトレティコ・マドリーのセンターバック、ペレアとパブロが最後の最後で防ぎ、ゴールを割らせない。そして後半ロスタイム、デポルがこの試合最大の決定機を迎える。バレロンの頭からトリスタンへ。トリスタンはシュートを打たず、サイドから流れてくるムニティスへボールを流す。ムニティスはそのボールを不得意な右足でシュート。しかしボールはゴールギリギリの所でアトレティコ・マドリーディフェンダーに弾かれる。

しかし、弾いたボールはバレロンの足元へ。GKも完全に体勢を崩しており、後はボールをゴールに決めるだけ。そう決めるだけだった。ところがバレロンの放ったシュートは慎重になりすぎた為か、ゴールラインを割ることなく、パブロのファインプレーによって防がれてしまった。

結局1-0でアトレティコ・マドリーが勝利し、ホームでは負けないアトレティコ・マドリーと勢いをなくしたデポルという両チームの現状を表す試合結果となった。

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