チェルシーがマテヤ・ケズマンのアトレティコ・マドリーへの移籍でフェルナンド・トーレスの獲得を狙っているようだ。ケズマンを移籍させる代わりにフェルナンド・トーレス獲得しようと考えるチェルシーだが、アトレティコの答えはもちろん「ノー」である。ここ数日で、ケズマンは来季のジョゼ・モウリーニョ監督の構想に入っておらず、チェルシーは仲介人に彼の移籍の手続きを任せており、その移籍先候補の一つがアトレティコであった。アトレティコとチェルシーの間ではほぼ合意がなされている、という一連の報道がされていた。
両クラブの間での会談は6月19日イギリスでもスペインでもないフランスのマルセイユで行なわれた。チェルシー側からはピーター・ケニヨンCEO、アトレティコ側からはミゲル・アンへル・ヒルGM、そして当該の代理人が出席。イェスペア・グロンケアの獲得やハビ・モレノのボルトンへのレンタル移籍に関わったアトレティコの古くからの知り合いである仲介人も同席している。また、カルロス・ビアンチ監督の補強計画をまとめるために中盤の選手を探していることも含まれていたようだ。
ケズマンの代理人であるヴラド・レメイツ氏は、話し合いはうまくいき、移籍に向け合意に達したと見ている。だが、この席でチェルシーがフェルナンド・トーレスの条件面や将来的な彼の獲得優先権などを話題に出すという予期せぬことが起ったようだ。彼を納得させる条件を用意すること、違約金9000万円ユーロ(約120億円)を支払うことが唯一の選択肢であることから分かるように、アトレティコは彼を売る気は全くなく、最終的には何もなかったようだ。
マルカは日曜日(27日)、この会談に出席した何名かにコンタクトをとっている。アトレティコ側からはこの件に関して触れたくはないとういうことだったが、いずれにしても、ケズマンは明日にでもアトレティコの選手となるであろう。それでもアトレティコは第一希望でもあるEU国籍を持つハビエル・サビオラを獲得できるとなったら、ケズマンの移籍話しがなくなるかもしれない。
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