アトレティコ、ケズマンと交渉成立か?

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セルビア・モンテネグロ代表FWマテヤ・ケズマンがアトレティコ・マドリーに移籍する日が近づいているようだ。すでにチェルシーとは口頭レベルでの合意に達しているようで、アトレティコがこれを実行に移すのであれば、来季ケズマンがフェルナンド・トーレスのパートナーとなるかもしれない。アトレティコが第一に考えているのはハビエル・サビオラの獲得だが交渉は進んでいない。逆にケズマンを獲得した場合、外国人枠を占めることになり中盤の外国人選手の放出が必要になってくることなど、ヒルGM、ムニョスTDはあらゆる場面を想定しなければならない。

現在26歳のケズマン。FKパルチザン・ベオグラード移籍前は旧ユーゴスラビア1部リーグのFKロズニチャとFKサルティドでプレー。FKパルチザン移籍後2シーズン目には38試合に出場して28ゴールをマーク。その後、1100万ユーロ(約14億4900万円)でPSVアイントホーヘンに移籍した。2000-01シーズンは24ゴール、01-02シーズンは15ゴール、02-03シーズンには35ゴールを挙げリーグ得点王、MVPも受賞。そして03-04シーズンには30ゴール、とPSV時代ではすばらしいゴール数を残している。その後、チームメイトであるアルイェン・ロベンとともにチェルシーへ移籍した。チェルシーにはエイドゥル・グジョンセン、ディディエ・ドログバという強力なライバルがおり、ベンチで過ごす機会の多かったケズマンはチェルシーでうまくいっているとは言いがたい。また、辛抱強い性格ではないようで、モウリーニョ監督が新たなFWを獲得すると伝えたことにより我慢の限界に達したようだ。「ここではこれ以上続けられない。今が自分のキャリアで大切な時なんだ」。数日前にそうコメントしている。

アトレティコの来季に向けての補強ポジションの一つはセンターフォワードであることはっきりしている。サビオラ、ベルバトフ獲得に向け、バルセロナ、バイヤー・レバークーゼンに連絡はとっているが、サビオラは交渉が進んでいないし、ベルバトフは金額面で問題、とケズマン獲得に傾いているようだ。近日中にも契約が成立すると言われているが、ここへきて、サビオラ獲得という第一オプションも再開している。

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