バレンシアのキケ・フローレス、最初の要求はペレア

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先週スビラッツTDと話し合ったバレンシアの新監督キケ・フローレスには迷いなどなかった。ルイス・アマラント・ペレア、先シーズンにボカからアトレティコへやって来たこのセンターバックこそ、キケ・フローレスが欲しい選手である。

キケは優先すべきと考えているこの獲得に迷いなどは微塵もなく、彼の口から「何としてでも」という言葉が出るほど実現させたいようだ。ペレア加入は現在右サイドの選手が欠けているディフェンスに強固さをもたらしてくれると、キケは考えている。クーロ・トーレスが7ヶ月間戦線離脱したこともあり、今季何度もアトレティコでそのポジションを務め、ボカでも経験のあるペレアのそのスピードで、このポジションは何の問題もなくいくだろうと考えているのだ。

昨夏アトレティコへやって来たペレアは、先シーズン強固なディフェンスで平均点以上の働きをみせ、リーガでのセンセーショナルな1人だった。実際、11月には早くも契約を更新し、90万ユーロの年俸で違約金は3000万ユーロまで上がった。

昨日、マルカはペレアの代理人ベトナサ氏と接触した。同氏によればどのチームからも何もオファーはないという。「レアル・マドリーだとか多くのクラブが語っていたが、私のところへは何も届いていない。ペレアは何か話す必要があるんじゃないかなと思っている。バレンシアは偉大なチーム。しかしクラブ間で交渉があるのか私は知らない」。

この移籍が進展する上において、考えなければならない大きな問題がある。一昨日に発表されたビアンチのアトレティコ監督就任だ。昨年、半シーズンだけ同じチームに居たビアンチとペレアだが、アルゼンチン時代からのその関係を考えれば、全てが良かったというわけではない。実際、アトレティコが興味を示して交渉したことは、ビアンチにとって嬉しいことでも何でもなかった。しかしながら、昨日ベトナサ代理人は良くない関係だったということを否定している。「最後まで尊重しあった仲だった。実際ペレアはもっと前にアトレティコに来ることが出来た。だけど、ビアンチがリベルタドーレス杯決勝までペレアを留めておきたかったんだよ」

これからビアンチはチームを作っていかなければならず、そしてバレンシアはそのチームからペレアが外れることを期待している。これが今、確かなことだ。昨季のペレアの活躍からして、競技的な問題でそのビアンチのプランからペレアが漏れることは難しいだろう。しかしバレンシアは交渉に持っていくため、交換要員を提案しようとしている。特にアトレティコの方から興味を示しているディ・バイオ、アングーロの2人だ。

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