アトレティコ・マドリーの新監督にカルロス・ビアンチが就任することになった。契約期間は2年。
7日、アトレティコのホーム・スタジアム、ビセンテ・カルデロンで就任記者会見を行ったビアンチは、「アトレティコのようなクラブを率いることを光栄に思う」とコメント。さらに「アトレティコはスペインの中、そしてヨーロッパの中でも上に位置しなければならないクラブ。アトレティコをそれに相応しいチームに引き上げることがこれからの目標だ」そして「3、4人の新戦力をもらいたい。ロマン(リケルメ)を欲しがらない監督なんていないと思うけど、こればっかりは会長と選手本人次第だから」と、「ビアンチの下でまたプレーしたい」と公言しているリケルメの名を挙げて駆け引きを始めるなど、早くも任務をスタートさせていた。
またビアンチは、7月6日から始まるプレシーズンの合宿からアトレティコの練習を率いることになっている。
ビアンチが監督としてのキャリアを開始したクラブは、フランスのレンヌ。レンヌではかつて、自らも選手として3年間プレーしていた。1980年代の終わりには、ニースに移って1シーズン指揮を執り、その後、母国アルゼンチンに戻ってベレス・サルスフィエルドの監督を務めた。ベレスでは、タイトルを三つ獲得している。これまでで最も輝かしい実績を残したのは、ボカの監督を務めていた2000~2003年の間。3度の南米リベルタドーレスカップ制覇を含め、計九つのタイトルをつかんでいる。
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