アトレティコ、偉大なカメニの前に勝利ならず欧州圏内から遠のく

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エスパニョールのGKカルロス・カメニがアトレティコの夢にブレーキをかけた。リーガ第32節、アトレティコ・マドリー対エスパニョールの一戦は、カメニの活躍により両者無得点のドローに終わった。

目標のUEFA圏内入りを目指すアトレティコは、3ポイント差で上を行くエスパニョールを捕らえる最高のチャンスだったが、“引き分けOK”の戦いに終始したエスパニョールの術中にはまり得点ならず。ホームのビセンテ・カルデロンを埋めたファンにもイライラの募る結果と内容となった。

試合は前半、両者ともに得点チャンスは皆無といった寂しい内容。アトレティコがボールを支配するものの、守備的に戦うエスパニョールのDF陣に脅威を与えるまでには至らない。後半に入り幾分リズムが出てきた試合は、徐々にアトレティコのペースになっていく。カウンター狙い一本のエスパニョールに対し、ボール支配率で圧倒的に上回ったアトレティコは、次々とサイド攻撃からゴールを狙った。しかし、エスパニョールDF陣の体を張ったディフェンスの前になかなかゴールを奪えない。

そのような状況下、アトレティコに先制のチャンスが訪れる。後半16分、エスパニョールのソルデビージャがペナルティーエリア内でハンドを犯してPKを獲得。しかしフェルナンド・トーレスが放ったPKはGKカメニに完璧に読まれてゴールならず。なおも攻め続けるアトレティコは、試合終了間際にもフェルナンド・トーレスがゴール前で決定的なヘディングシュートを放つが、これもGKカメニの神がかり的なセーブに阻まれた。

結局試合は、0-0のスコアのまま動かず終了の笛。両者ともに勝ち点を1ずつ加える結果となった。

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