アトレティコ・マドリー、フェルナンド・トーレスのゴールでUEFA杯圏内へ近づく

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アトレティコ・マドリーは怪我のため、このバレンシアとの大事な試合にイバガサを欠き、さらに前半途中怪我のためペレアを欠くという苦しい展開になったが、やはり試合を決めたのは他でもないフェルナンド・トーレスだった。

この試合両チームあわせて8枚ものイエローカードが飛ぶ激しい試合になった。その原因も明らかにPKだと思われるプレーに対し笛は吹かれず、オフサイドでもないのにオフサイドの笛が鳴るという不可解な判定が多かったことも関係していたからなのだが。

アトレティコは試合開始早々から我々にUEFA杯に出るためにはもう負けられないという執念を見せてくれた。アトレティコにしてもバレンシアにしてもまずはきっちり守備を固めようというチームだが、結局勝敗の行方を左右したのは“神の子”がいるかいないかということだった。
アトレティコはよくフェルナンド・トーレスのチームと言われ、そう言われるのを非常に嫌っているのだが、結局この試合のようにコーナーキックからヘディングシュートを決め、1人で試合を決定付ける仕事をしてしまうのだから否定する事は出来ないだろう。

一方前半12分に先制点を許してしまったバレンシアは時間もあると慌てることないとまずは同点弾を狙う。バレンシアのアントニオ・ロペス監督はミスタとアイマールのコンビのイマジネーションに賭けた。しかし、攻め立てるものの最後にはGKレオ・フランコに防がれてしまいゴールを割ることはなかなか出来ない。その後アトレティコディフェンダーが自陣ペナルティーエリア内でミスタを引っ掛け誰もがPKだと思ったが、主審はPKを宣告することはなかった。

その後も攻め続けるバレンシアに耐えるアトレティコ。このままでは流れは変わらないと思ったアントニオ・ロペス監督はディ・バイオを投入。更に攻撃のスピードを上げるよう指示。ここから展開はさらに激しくなり後ろからの危険なタックルなどで小競り合いが起き、両チームの選手が熱くなり始める。アトレティコも途中交代で入ったニュネスが交代して早々危険なタックル喰らいソサと交代を余儀なくされた。

バレンシアは最後の最後にディ・バイオが決定的チャンスを作るが、ディ・バイオの放ったボレーシュートは枠を捉えることは出来ず、結局バレンシアはゴールを決めることが出来なかった。アトレティコはまさに虎の子の1点を守りきり1-0で勝利を収めた。

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