バティスタ、「アトレティコにノーとは言わない」

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カルデロンで3-0でアトレティコに敗れたセビージャだが、バティスタからは笑みが消えない。試合に敗れて悲しいのは事実だが、近いうちにアトレティコに戻る可能性を示唆するものなのかも知れない。ラジオ・マルカの番組中、バティスタは「アトレティコは歴史も深いしオファーが来たら断るのは難しい。でも僕は今の所セビージャでとても満足している」と語った。
「ヨーロッパ・サッカー界入りのきっかけを作ってくれたチームに特別な思いがないわけがない。でもそのうちチームを離れていくだろう。これは人生の掟だ。でも、今は本当にセビージャでプレーができてとても幸せだ」
カパーロス率いるセビージャは事実、バティスタの力が必要だ。土曜日の試合ではチャンスをものにすることができず仕舞いだった。「あまりくよくよ考えたくない。前半ですでに3-0という結果では試合をひっくり返すのはかなり困難なことだ」
敗戦の責任をなすりつけられる事にも疲れているのも事実。「僕は精一杯やっているが、他の選手が順調じゃなければ良い結果は期待できない。ホームでの試合は絶対に勝たなければならない。UEFA杯やチャンピオンズ出場権獲得に向けて必死で戦いたい」と闘志を燃やした。
今シーズンのセビージャはUEFA杯とリーガで厳しいスケジュールをこなしている。さらにケガ人も多数出ており、ますますカパーロス監督の頭痛の種となっている。「試合数も多くケガ人も抱えていて、確かに辛いシーズンだが、去年もUEFA杯出場目指して戦い実現させた。スケジュールは厳しいのは承知の上だ。チーム全員がタフにならなければならない時期だ」と語った。

シーズンが長く感じるのは、バティスタのように休暇なしできている選手にとってはなおさらだ。「3年連続でプレシーズンなしでプレーしている。今年はブラジル代表でケガをしてしまい、治ったらすぐにリーガでプレーするというスケジュールだった」と振り返る。
ブラジル代表では優勝の可能性も十分にある。優勝カップを掲げるという幼い頃からの夢が実現するかもしれない。「優勝は選手生命の栄光だ。いくら優秀な選手でも優勝を経験していなければ、僕にとっては何の意味も持たない」と告白。UEFA杯での優勝にさらに力が入っているのは、そんな彼の夢から来ているものなのかも知れない。「何としてでもイタリア人ら(パルマ)に勝ちたい」と熱く語った。とても野心的な選手のバティスタ。だからこそアトレティコに惹かれ続けるのかも知れない。

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