“ガセッタ・デッロ・スポルト”紙が再びフェルナンド・トーレスの将来を報じた。今回の移籍先候補はミランである。同紙によれば、フェルナンド・トーレスはヨーロッパフットボール界で最も将来性のあるFWであり、ミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長は彼に目が釘付けで、彼の獲得が夢だと公言しているという。そして最近になって、ガリアーニ副会長はフェルナンド・トーレス獲得のための作戦を変更したようだ。ガリアーニ副会長は、選手時代にミランとアトレティコ・マドリーに所属し、選手の友人でもあり、アトレティコのGMも務めたこともあるパオロ・フットレに相談したのである。そこで副会長は“エル・ニーニョ”にバルセロナと契約せずに、ミランに来るよう説得して欲しいとフットレに頼んだとのこと。フェルナンド・トーレスに対する興味自体は目新しいものではないが、どうやら話は急展開を見せそうだ。
パオロ・フットレとミランの関係は、選手が“ロッソネリ”でプレーしていた時代から良好に保たれている。その時以来、ガリアーニ副会長は、アトレティコのGMを務めていた時代も含めてフットレと絶えずコンタクトを取ってきた。
一方、“エル・ニーニョ”は先日、アトレティコを出て行くなら「バルサか外国のクラブに行きたい」と希望を口にしたばかり。ミランは彼にとっても魅力的な行き先となる。さらに、“コリエレ・デッラ・セラ”紙のインタビューの中でフェルナンド・トーレスは「僕のアイドル?マルコ・ファン・バステンだよ。僕が子供のときに彼がバロンドールをとったんだ。でも僕が彼を知ったのはビデオかな。アルベルティーニも彼についてよく話してくれた。ミランとユベントスは僕の心に刻まれているチームだよ」と語っている。
ミランのプレースタイルは、イングランドのものと並んでフェルナンド・トーレスのお気に入りだという。「僕はスピードのあるフットボールが好き。イングランドみたいにスペースがあって速いカウンターを仕掛けるようなね。あと、カンプ・ノウでバルサと対戦したときのミランのプレースタイルも好きだよ。あの時は負けてしまったけど」。
そして「色々言われているけど、オファーは僕には届いていないよ。クラブには着ているのかもしれないけど。僕は2008年まで契約を持っているし、アルベルティーニの言葉も忘れない。彼は下のカテゴリーでだって成長したって言っていた。出て行くことを考える前に、ここで最善を尽くして勉強しろっていってくれたんだ」と“エル・ニーニョ”はインタビューで答えている。
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