レアル・マドリーの大砲がビセンテ・カルデロンの要塞を撃破

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彼について何か言えるとしたら“強運の持ち主”であるということだろう。そう、彼とは新しくレアル・マドリー監督に就任したルシェンブルゴのことである。

前回のR・ソシエダ戦の勝利に続き、“マドリーダービー”もチャンスの数では圧倒的にアトレティコ・マドリーが上回るものの、結局試合が終わってみると3-0でR・マドリーが大勝を収めた。

試合は序盤からホーム、アトレティコ・マドリーが積極的にプレッシャーをかけ、レアル・マドリーに主導権を握らせない。この時間帯のレアル・マドリーは相手のプレッシャーをかいくぐる事が出来ず、バックパスが多くなってしまう。さらにエルゲラとカシージャスとの連携ミスで危うくゴールを献上するところだったが、それはカバーに入っていたパボンがクリア。その後、ゴール前にボールを奪ったフェルナンド・トーレスがシュートを試みるがカシージャスのセーブにあう。

これから何度も訪れるフェルナンド・トーレス対カシージャスの幕開けである。そんなアトレティコ・マドリーペースで始まった試合。ところが先制したのはレアル・マドリーだった。左サイド深くまで侵入したロベルト・カルロスのセンタリングにジダンが合わせようとするが空振り。しかしボールはクリスマス休暇で体重オーバーしているロナウドの元へ。そしてゴール。

その後もゲームを支配するのはやはりアトレティコ・マドリー。レアル・マドリーはボールを支配することを忘れたようである。ラウルは消え、フィーゴは突破できず、ジダンは魔法のシルクハットを出すことが出来ない。ロナウドに関しては普段より体が重そうである。

アトレティコ・マドリーはソサ、リュクサンにダブルボランチが機能し、サルバ、イバガサ、、そして新加入のグロンケアを中心に決定的チャンスを作り続けるが、カシージャスが守るゴールをこじ開けることが出来ないばかりか、無人のゴールへも入らない有様である。

ハーフタイム、フェランド監督からの喝が入ったアトレティコ・マドリー。後半に入り、まずは同点ゴールを狙おうとフェルナンド・トーレスが躍起になるが、その気持ちが強くなればなるほどゴールは遠のき、それによってゴール前での冷静さは失われていった。とにかくこの日のフェルナンド・トーレスはついてない、いや何かに取り憑かれているとしか思えないほど、シュートを打ち、そして外した。

この日のレアル・マドリーは守護神カシージャスのファインセーブとフェルナンド・トーレスの不調に助けられた。アトレティコ・マドリーがゴールを決められず苦戦しているうちに、本日はこのワンプレーのみ輝いたラウルから柔らかい縦パスがソラーリの元へ。ソラーリは飛び出してくるGKを冷静にかわしゴール。と同時にアトレティコ・マドリーを絶望のふちに追い込んだ。

その後、意気消沈したアトレティコ・マドリーにロナウドはジダンからのパスを受け、またしてもゴールを奪い、終わってみると3-0でレアル・マドリーの勝利。内容だけ見ればなんとも不思議な試合だった。これもルシェンブルゴ監督の強運のなせる技か?

一方の痛い敗戦を喫してしまったアトレティコ・マドリーだが、これから先ヨーロッパの舞台で戦いたいならば、よりいっそうの強化とゴールという結果が求められる。

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