シメオネ、アトレティコ退団の理由を明かす

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1月にアトレティコ・マドリーを去り、ラシン・クラブに加わることを決めたディエゴ・シメオネだが、現在の心境を語った。
1994年から97年にもアトレティコでプレーし、96年のリーグ、カップ二冠に貢献したシメオネは2003年、6シーズンを過ごしたセリエAでの生活にピリオドを打ち、古巣に戻っていた。しかし、出場機会が少ないことから移籍を志願していた。
 シメオネは「ピッチに立って戦いたい、そういう心からの願いを叶えるためなんだ。監督には彼なりの考え方があるのは理解しているが、私を戦力と見てくれなかった」と移籍を決めた理由を説明。そして、「これはプライドや感情の問題だ。私が一番楽しめることは何かと考えたら、それはサッカーをプレーすることだった。だから、プレーし続けたいんだ。もう34歳になり、残された時間は多くないしね」と心境を語った。
 一方、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は「一週間ほど前、ディエゴ(シメオネ)から『チームを去りたい』と告げられた。彼がそう望むのならと、認めることになった」とコメント。19日のホームゲームでは、功労者であるシメオネへクラブ・エンブレム贈呈などの式典を行なう予定になっている。

 アルゼンチン代表として106キャップを誇るシメオネは、94年、98年、02年と3度のW杯に出場。長くアルゼンチンの中盤を支えた。なお、ラシン側によると、チームへの合流は来月になる見込みだという。

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