シメオネ「いつもアトレティコのことを考えている」

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イタリアで快適に過ごすディエゴ・パブロ・シメオネ。しかし、その一方で、彼がアトレティコに戻りたいという希望を隠すことはない。
MARCAに対しシメオネは、いつもアトレティコのことを考えていると告白した。

――調子はいかがですか?
シメオネ(以下S)「上々だよ。故障を乗り越えることができるかどうかの瀬戸際だから、気合も充分だ。
チームの練習には2週間前から参加している。早いうちにレギュラーメンバーに混じってトレーニングしたいよ。今週はずっとチームと一緒だった。まだ時間はかかりそうだけど、少しずつ近づいているのが分かるよ」

――現在の目標は2002FIFAワールドカップのために故障を完治させること?
S「結果を出していかないと、なんとも言えないけどね。まずはケガを治して、ラツィオのスランプ脱出に貢献する。次にFIFAワールドカップだ。こういった大会は良い刺激になるよ。ただ、そこまで辿り着くには大変な努力が必要だけど」

――ラツィオ不調の原因は?
S「チームに大きな変化があったんだ。安定感を欠いている。故障は言い訳にならないけど、同じメンバーで試合に臨むことはほとんど不可能なんだ。それで苦しんでる。でも、最後にはいいシーズンになると思ってるよ」

――現在の契約が切れたらどうしますか?
S「今シーズンと、あと1年残ってる。わからないな。何が起きてもおかしくない。ここのファンは俺を愛してくれているし、敬意をもって接してくれる。ケガをしたにもかかわらず、応援し続けてくれる」

――ラツィオファンはあなたを愛している…。でも、アトレティコのファンもあなたを忘れられないでいますよ。

S「俺の中にはアトレティコでの活き活きとした思い出が残ってる。1部昇格を果たして欲しいな。もうちょっとだしね。今は辛抱強く、ナーバスにならないことが一番。難しいことだけど、もう少しだから」

――アトレティコ復帰の気持はありますか?

S「俺はいつでもアトレティコのことを考えている。でも今はこの話をする時じゃないな。ラツィオへの恩を仇で返すわけにはいかないよ。ラツィオでプレーしている俺が、アトレティコの話をするなんてね」

――今でもアトレティコの選手と連絡を取っていますか?

S「この前ヘルマン・ブルゴスと話した。ケガの具合を心配して、電話してきてくれたんだ。みんな、俺のために一生懸命やってるって言ってたよ。チームを昇格させて、1部で一緒にプレーするんだって」

――昇格に貢献できないことで歯痒い思いをしているのでは?

S「歯痒い? むしろ逆だよ。アトレティコは目標達成間近だろ、俺は大いに喜んでる。絶対にやってのけるさ。とりあえず1部に上がってもらって、全てはそれからだね」。

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