キコ退団

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キコが6月30日で退団することを明らかにした。移籍先は決まっていない。
「静かに胸を張って出て行く。2部に落ちてもチームに残り、肉体的にも精神的にも経済的にもクラブに捧げた。10年後に人はそれを評価してくれるかもしれないが、今はみんな怒っているようだ」
 1993年にカディスからアトレティコに移籍し、長い間在籍してきたチームを退団するためのサインをしたのは、2週間前だ。「未来のことはわからない。今から動いていみる。外国に行きたいが、もしスペインのオファーしかなければここに残るしかない。だが、カディス、アトレティコ・デ・マドリーとプレーして来て他のチームに行くのは気が進まない。しかし、自分はグアルディオラじゃないから選択の余地はない。来て欲しい所へ行くだけだ」
 
2部に残ったことは後悔していない。「チームが1部に昇格していれば契約条件はアップするはずだった。だが、1年間色々なことを見た後には幸せを見つけたいと思うだけだ」
アルバセテ戦に召集されなかったのが退団を決定づけた。
「試合後にクラブに退団を告げた。召集されなかったのが最後通告だった。ここでの役割は終わったと思う。しかし別に怨んでいるわけではない。去り際はきれいにしたいし、すべての人に感謝したい。ただ、いつも同じ顔を見るのに飽きただろうから、この辺りでリフレッシュも必要だろう。今シーズンは良いプレーができなかったし、その責任を取って出て行くだけだ」

体調は万全だと強調した。「まだまだ良いフットボールを見せられる。自分はパーフェクトな状態だ。
自分の評価は下がったけれど少なくとも3年は良いプレーを見せられる。
誰か自分を信頼してくれる『変わり者』がいないものか。人生の中で最高の状態にある。
同じ歳で活躍している選手は一杯いる。良いサッカーをするチームが必要なだけだ」
 最後に、「アトレティコを出て行くのは悲しいが、それが人生だ。ここでの終わりを見てしまった。5カ月前にチームはミランからのオファーを蹴ったが、今はそれほど私の事は重要ではないようだ。しかし、もう過ぎたことだ。すべての人に感謝して出て行く」と繰り返した。

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