ヘスス・ヒル会長が、スペイン高等裁判所の判決を受け、4月16日から刑期をつとめることとなった。
ヒル氏は保釈金の支払いを申し出たものの、判事が保留としたためマドリード市近郊の刑務所で、少なくとも金曜日まで拘束される。現在、会長は自治体から得たクラブの運営資金を3000万ユーロ(約35億円)以上、書類を偽造して自分の蓄えにまわしていた容疑で裁判が続いている。
判事は保釈することで、関係書類を破棄する可能性があることを理由にあげ、証拠を隠滅することがないよう拘束することを決定した。また、先週はアトレティコ・デ・マドリーが上場した際に、様々な疑惑があったことから財産を差し押さえられているが、それぞれは別の訴訟となる。個人資産の凍結は、1億6500万ドル(約223億円)以上といわれており、そのうち、ヒルの息子であるミゲル・アンヘル・ヒル(クラブのジェネラル・ディレクターをつとめる)とエンリケ・セレソ副会長の3名で占める、クラブの94.5%の持ち株が含まれている。
起訴状によると、ヒル氏自身は有罪で17年、息子とセレソ氏に10年の刑期を求めている。
問題は2年ぶりに1部リーグに昇格したクラブの運営を誰が継承するかという点にある。
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