ティアゴ・アルマダ、アルゼンチン代表で負傷、アトレティコで回復し、再びアルゼンチンへ

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ディエゴ・パブロ・シメオネ監督は、再び多くの主力選手を欠くことになります。次の代表戦による中断期間は、10月5日(日)のセルタ・デ・ビーゴ戦を終えたあとに始まります。

アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、今回の招集メンバーを発表しましたが、その中にはアトレティコ・マドリー所属の5選手が含まれています。招集されたのは、フリアン・アルバレス、ジュリアーノ・シメオネ、ナウエル・モリーナ、ニコ・ゴンサレス、そしてティアゴ・アルマダです。

アルビセレステは、次回のワールドカップ予選を終えたのち、アメリカでの親善試合によってワールドカップに向けた準備期間に入ります。10月10日(金)にはマイアミのハードロック・スタジアムでベネズエラと対戦し、続いて10月13日(月)にはシカゴのソルジャー・フィールドでプエルトリコと対戦します。

問題はここからです。FIFAの規定上、この期間は「代表招集義務期間」にあたるため、クラブは選手の派遣を拒否できません。しかし、アトレティコとしては、ティアゴ・アルマダの今回の招集を快く思っていません。というのも、アルマダは前回の代表ウィーク中にアルゼンチン代表で負傷したばかりだからです。

アルマダは前回の代表戦最終戦となったエクアドル戦を、筋肉の違和感のため欠場していました。スカローニ監督はリスクを避け、アルマダをマドリードに帰国させ、検査を受けさせる判断をしました。その結果、右脚に筋肉損傷があることが判明し、ようやく完治したばかりでした。

つまり、9月10日以降、アルマダはアトレティコで3週間にわたってリハビリを行ってきたのです。そしてようやく復帰したタイミングで、今度はアルゼンチン代表が、ワールドカップ予選とは関係のない親善試合のために再び招集したというわけです。それも、今週末のセルタ戦でようやく数分間の出場があるかどうかという段階でのことです。

アルマダはこれまで、リーガではビジャレアル、マジョルカ、ラージョ・バジェカーノ、レアル・マドリー戦を欠場。チャンピオンズリーグでもリバプール、アイントラハト・フランクフルト戦を欠場していました。10月3日(金)にようやく、負傷後初めての全体練習にフル参加したばかりです。

アトレティコにとって、このような状況は初めてではありません。FIFAの規定により代表招集を受け入れざるを得ない中で、かつてもロドリゴ・デ・パウル、ステファン・サビッチ、ホセ・マリア・ヒメネスらが同様のケースを経験しています。

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