ル・ノルマン、タイトルを手にワールドカップへ向かうことは叶わず

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ロビン・ル・ノルマンは、ネーションズリーグのタイトルを手にクラブ・ワールドカップへ向かうことはできませんでした。仮に出場が実現する場合でも、バエナも同様です。スペイン代表はポルトガルとの決勝戦に臨みましたが、2-2で試合を終えた後、PK戦の末に敗れました。決定的なPKを外したのはアルバロ・モラタでした。

試合の中でル・ノルマンは終始落ち着いたプレーを見せていました。途中、前線に位置するクリスティアーノ・ロナウドとマッチアップする場面もありましたが、ル・ノルマンが押し負けることは一度もありませんでした。とはいえ、このアトレティコ所属のセンターバックは、いくつかの得点シーンに絡むこととなりました。

ポルトガルの1点目の場面では、ル・ノルマンは起点となったクリスティアーノ・ロナウドへのパスをもう少しでカットできそうでした。この場面はオフサイドの可能性もあったため確認されましたが、結局フイッセンによってオンと判断され、そこからヌーノ・メンデスのゴールへとつながりました。

一方、スペインがオヤルサバルのゴールで2-1とリードを奪った場面でも、ル・ノルマンが関与していました。ゴール後には複数のプレーが検証されましたが、その一つがル・ノルマンによるベルナルド・シウバへのファウルの可能性でした。しかし最終的にファウルはなかったと判定され、ゴールは認められました。

続くポルトガルの同点弾(2-2)では、クリスティアーノのゴールにル・ノルマンがより関与することとなりました。ヌーノ・メンデスのクロスがル・ノルマンのスパイクの裏に当たり、その軌道が変化したことで、ロナウドがそれを利用してククレジャをかわし、同点ゴールを決めました。

90分には、レオンへのファウルでル・ノルマンにイエローカードが提示されました。ACミラン所属のレオンは74分に途中出場し、スペインゴールに対して大きな脅威となっていました。アトレティコのディフェンダーは、チームの誰かが本来すべき対応を自ら行ったとも言えるでしょう。

延長戦ではバエナが出場
そして、まもなくアトレティコ入りが噂されるバエナも延長戦から出場しました。ビジャレアル所属の彼は、延長戦で注目を集めました。ポルトガルはメンデスに対するバエナのファウルをPKと主張しましたが、VARの判定でノーファウルとされました。この一件では両者がヒートアップし、メンデスとバエナにイエローが提示され、さらにはレオンのレッドカードの可能性もチェックされる騒ぎとなりました。

延長後半には、バエナがいくつか危険なクロスを供給しましたが、いずれもゴールにはつながりませんでした。中でもイェレミ・ピノがわずかに届かなかったクロスは惜しい場面でした。延長後半終了時には、アレックス・バエナがスペイン2番目のPKを担当し、見事にゴールを決めました。

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