L・スアレスを失ったウルグアイはノーゴール

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28日(現地時間)に行われたワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦、コロンビア対ウルグアイの一戦は、2ー0でコロンビアが勝利した。

エースのルイス・スアレスを「かみつき事件」で失ったウルグアイと、日本のいるグループCで全勝したコロンビアの試合。序盤はどちらも控えめに入り、慎重な姿勢を見せた。コロンビアがポゼッションを高めていくが、カウンターへの警戒も忘れない。

しかし28分、ハメス・ロドリゲスのスーパーゴールが試合を動かした。味方のパスを受けたJ・ロドリゲスは胸でコントロールすると、そのまま左足でボレー。ペナルティーアーク手前からの強烈な反転ボレーが枠内をとらえ、GKムスレラの手をかすめてゴールとなった。

その後はウルグアイが攻撃の意識を高めて前に出るも、追いつくことはできず。コロンビアが1点リードで折り返した。

後半の立ち上がり、慎重に入りたいはずだったウルグアイだが、またしてもJ・ロドリゲスが大仕事。左からアルメロの上げたクロスにクアドラードが落とし、J・ロドリゲスが決めた。

53分、ウルグアイはアルバロ・ペレイラとフォルランを下げて、ラミレスとストゥアニを投入。2点を奪いにかかる。しかし、守備意識が高まっていくコロンビアは組織もしっかりしていて崩せない。ボールを持つ時間は圧倒的だったが、チャンスはそれほど多くなかった。

1点を返せばコロンビアの焦りを誘えたかもしれないウルグアイだが、時間の経過とともに焦っていったのはウルグアイ。攻めても攻めても崩せず、苛立ちは募った。

84分にはカバーニが強烈なシュートを枠内に放つが、これもGKが冷静にセーブ。得点が遠い。

結局、L・スアレスを欠いたウルグアイは最後まで得点を奪えず。2ー0で勝利したコロンビアが、7月4日に開催国ブラジルと対戦する権利を得た。

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