23日に行われたワールドカップ(W杯)・グループB最終節、すでに敗退が決定している前回王者スペインはオーストラリアとの一戦を3-0で制し、勝利で大会を締めくくった。
ビセンテ・デル・ボスケ監督は試合後、この一戦が代表戦ラストゲームであったとされるFWダビド・ビジャが、途中交代の際に憤りの表情を見せたことに触れている。スペイン『マルカ』がサラマンカ出身指揮官のコメントを伝えた。
「ビジャにとってラストゲームの可能性があったとは知らなかった。彼の怒りは理解できるよ。私は中盤を活発化させる必要性を感じ、加えて(MFフアン・)マタに出場機会を与えたかった。だからビジャの交代を決断した」
試合自体については、次のように振り返った。
「オーストラリアの過去2試合は見ていた。立ち上がりは彼らに追い回されたが、その後にはスペインが試合を支配したね。今日の試合には満足できる。W杯全体で起こったことについては無理だがね」
自身の去就についての問いには、こう返答している。
「来週に自分の去就が分かるはずだ。我々のサッカーにおける最良の決断を話し合い、また模索するつもりだ。今日、FIFAランキングのトップに立ち続けてきた6年間を終えることになる。この世代の選手たちは一つの流れを生み出した。今回は負ける番となったが、顔を上げなくてはならない」
「スペインの未来は無傷であり、今日は素晴らしいベースがあることを示すことができた。若手選手が育っているが、スペインにはチームを助けられる選手が存在している。年齢によって誰かを排除することはできない」
コメント