王者スペイン、最終節で意地の勝利

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23日(現地時間)に行われたワールドカップ(W杯)・グループB最終節、スペイン対オーストラリアの一戦は、スペインが3-0で勝利している。

シャビ、カシージャスが不出場となったスペインは、第2戦のチリとの試合から7選手を入れ替えてオーストラリア戦に臨んだ。その中でもイニエスタは先発を果たし、代表100キャップを達成している。

この試合では気温が18度と涼しい気候ということもあり、スペインは序盤から軽快な動きを見せる。

まずは20分、イニエスタのクロスにビジャがボレー。33分には、ビジャがまたぎのフェイントから左サイドを破り、グラウンダーのクロス。これはわずかにF・トーレスに合わなかったが、得点を予感させる。

すると36分、スペインはイニエスタのスルーパスからフアンフランが右サイドを抜け出し、最後は中央でビジャがヒールで合わせてゴールを奪って、このW杯で初めて流れからの得点を記録した。ビジャはこの得点で代表通産得点数を57に伸ばしている。

スペインは55分にビジャに代えてマタを投入。67分には、カソルラに代えてセスクをピッチに送り込んだ。

69分、中盤でプレスのかからなくなったオーストラリアに対して、スペインはイニエスタが中盤でボールを持ち、前線にスルーパス。そこに走り込んだF・トーレスがシュートを沈め、追加点を挙げた。

スペインは82分にセスクのパスを受けたマタがネットを揺らし、試合を決定付けた。前回王者が最終節で意地を見せてオーストラリアを退け、ブラジルの地で誇りを示している。

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