ヒメネス、最大5試合出場停止の可能性

この記事は約3分で読めます。

コパ・アメリカのコロンビア対ウルグアイの試合では、アトレティコ・マドリーのホセ・マリア・ジメネスとダルウィン・ヌニェスが観客席に飛び込んでコロンビアのファンと対峙するシーンが見られました。報道によると、この行動は、選手たちの家族がコロンビアのサポーターから脅迫を受けたことに対する抗議であったようです。試合後、ヒメネスは大会組織に対して厳しい批判の言葉を述べています。

関係者に対する懲戒処分がどのようなものになるか、特にアトレティコの選手に対して見てみましょう。そのためには、この大会を主催するCONMEBOLの懲戒規定に目を通す必要があります。この規程の「一般行動原則」には、「侮辱的、攻撃的な態度を取ったり、あらゆる種類の悪口を言うこと」に対して処分が下される可能性が明記されています。具体的には、「スポーツや組織されたサッカーにおいて許容される行動の最低限度の基準に違反する行為」や「CONMEBOL そのもの、またはその当局者や役員などを、あらゆる方法で侮辱する行為」などが該当します。さらに、別の条項では「暴力行為または暴行行為」についても明記されています。

今回の処分内容はまだ確定していませんが、CONMEBOL の規律委員会規程には、考えられる罰則がいくつか明記されています。当該規程には「…以下の違反行為を行った場合、最低でも1試合出場停止もしくは一定期間の出場停止処分が科される可能性がある…」と記載されており、具体的には以下の項目が挙げられています。

  1. 「試合に出場している選手や試合に立ち会っているその他の人物に対して、侮辱したり、攻撃したり、脅迫したりする行為(より重大な違反行為に該当しない場合)」
  2. 「選手、審判、相手チーム関係者、その他の試合役員ではない人物に対して、その品位を落とすような言葉や表現を用いたり、スポーツマンシップに反する身振りをするなど、スポーツマンシップに反する行為」

そして特に注目すべきなのは、3番目の項目です。「観客を挑発する行為」が明記されています。

ダルウィン・ヌニェスに対しても処分が下される可能性があります。CONMEBOL の規律委員会規程では、「試合に出場している選手や試合に立ち会っているその他の人物(審判員を除く)に対して暴力をふるった場合、2試合出場停止もしくは一定期間の出場停止処分が科される可能性がある」と定められています。

説明してきた処分内容はあくまでも軽い方のパターンです。CONMEBOL の規律委員会規程にはさらに重い罰則も盛り込まれています。具体的には、「競技役員を除く、試合に出場している選手や試合に立ち会っているその他の人物に対する暴行や侮辱行為が、司法機関によって重大と判断された場合、最低でも5試合出場停止もしくは一定期間の出場停止処分が科される可能性がある」と明記されています。

さらに、重大な違反行為と判断された場合、出場停止処分は異なる種類の大会にも適用される可能性があります。また、出場停止処分に加えて、罰金が科される場合もあります。

ヒメネスにとって最悪のシナリオ
CONMEBOL の規律委員会規程には、さらに重い罰則が定められています。その中には、「選手または役員が、試合や大会の際に公然と憎悪や暴力を扇動した場合、規程第6条第2項の規定に従って処分が下される」という項目があります。

先ほど説明した出場停止処分以外にも、規程第6条第2項に該当する行為には、さらに厳しい罰則が科される可能性があります。具体的には以下の通りです。

  • 特定の試合数または一定期間の出場停止処分
  • ロッカー室への立ち入り禁止処分、またはベンチ入り禁止処分/li>
  • スタジアムへの立ち入り禁止処分/li>
  • 特定の試合数または一定期間、サッカー関連のあらゆる役職への関与禁止処分/li>
  • サッカー関連活動一切の禁止処分/li>
  • ライセンス、資格、認定証、許可の取り消し処分/li>
  • 進行中の大会からの追放処分、および将来の大会への出場停止処分/li>

コメント