負傷のジエゴ・コスタは15日間の離脱、デル・ボスケ監督「W杯招集はぎりぎりに判断」

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FIFAワールドカップ(W杯)連覇を狙うスペイン代表で、前線のキーマンとして期待されているアトレティコ・マドリーのFWジエゴ・コスタだが、自身初となる大舞台への出場は時間との戦いになってきたようだ。

今シーズン終盤に入って右足ハムストリングを負傷したジエゴ・コスタだが、チームの2冠達成のために、タイトルを懸けた大一番には無理を押して出場した。しかし、現地17日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節のバルセロナ戦では前半16分、現地24日に行われたチャンピオンズリーグ決勝のR・マドリード戦では前半9分と、いずれも故障再発により試合序盤で交代を余儀なくされた。そして、週明けに行われた精密検査の結果、同箇所を再び肉離れしたことが判明し、15日間の戦線離脱との診断を受けた。

スペイン代表は今後、30日にボリビア代表、来月7日にエルサルバドル代表と国際親善試合を行い、現地13日にオランダ代表とのW杯グループリーグ初戦を迎える。しかし、ジエゴ・コスタは、最終テストマッチのエルサルバドル戦には間に合わず、予定通り回復したとしてもぶっつけ本番でオランダ戦に臨むことになる。それゆえ、ビセンテ・デル・ボスケ監督が、提出期限である来月2日まで決定を持ち越した最終リストに、ジエゴ・コスタを加えるか否かに一層の注目が集まることとなった。

なお、難しい判断を迫られることになったデル・ボスケ監督は、ジエゴ・コスタの怪我の状態が判明したことを受け、W杯に出場する23名の選出に関して次のように説明した。

「ジエゴ・コスタをメンバーに含めるかどうかは、今後の回復状況を注意深く見守ったうえ、期限ぎりぎりに判断する。我々は彼が出場できることを望んでいる。しかし、チームには彼の代わりとなる優秀な選手が揃っていることも事実だ。最終リストの作成は本当に難しいが、国のために最高の決定を下せるよう努めたい」

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