スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は7日、今月16日および19日に赤道ギニア代表、南アフリカ代表とそれぞれ対戦する国際親善試合に向けた23名を発表し、アトレティコ・マドリーのFWジエゴ・コスタが初選出された。
母国のブラジルとプロのキャリアを花咲かせたスペインのどちらの代表を選択するかに注目が集まっていたジエゴ・コスタは、先月30日にスペイン代表でのプレーを希望する旨を両国のフットボール連盟に通知したため、今回のタイミングでの初招集が確実視されていた。
ジエゴ・コスタが遂に加入したことで、レギュラー争いが更に激しくなったスペイン代表の前線だが、今回のメンバーには同選手にマンチェスター・シティのFWネグレドおよびアトレティコ・マドリーのFWビジャを加えた3選手が選ばれた。一方、チェルシーのFWフェルナンド・トーレスとスウォンジー・シティのMFミチュは負傷により、トッテナムのFWソルダードは戦術的判断によりメンバーを外れた。
それ以外では、故障から回復したレアル・マドリーのシャビ・アロンソおよびバイエルン・ミュンヘンのMFハビ・マルティネスがメンバーに復帰した一方、バルセロナのMFシャビおよびDFピケは休養を与えられ招集外となった。
なお、デル・ボスケ監督はジエゴ・コスタに関して、招集の理由ならびに今後の期待を述べている。
「ジエゴ・コスタは代表入りに必要な全ての条件を満たしている。彼はチームにとってマイナスではなくプラスをもたらす新たなオプションとなるので、我々は熟慮のうえ招集するのが適切だと考えた。ボールを持った時でも持たない時でも高いクオリティを有し、強いバイタリティもって戦う彼は、フットボールを良く理解するチームの中盤の選手達に多くのプレーの選択肢をもたらしてくれるだろう。また、ビジャとのプレーにも当然ながら期待できる。彼らはアトレティコ・マドリーで良いコンビネーションを見せているからね」
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