ブラジル代表とスペイン代表のどちらでプレーするのかが大きな話題となっていたアトレティコ・マドリーのジエゴ・コスタが、ついに最終結論を出した。RFEF(スペイン・フットボール連盟)は29日、同選手がスペイン代表を選択したことを発表した。
ジエゴ・コスタは同日、ブラジル代表ではなくスペイン代表でプレーする意思であることを、RFEFおよびCBF(ブラジル・フットボール連盟)に書面にて正式に通知したとのことだ。
ブラジルとスペインの二重国籍を持つジエゴ・コスタは、ブラジル代表に招集されたことはあるものの国際Aマッチへの出場はないため、スペイン代表への変更が可能となっていた。同選手は既に、スペイン代表入りに前向きな姿勢を示し、ビセンテ・デル・ボスケ監督からも歓迎を受けていたが、ここに来てブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督が招集の意向を示したため、最終的にどちらの代表を選ぶのか動向に注目が集まっていた。
これによりジエゴ・コスタは、デル・ボスケ監督から予定通り招集を受ければ、11月15日および19日にアンゴラ代表、南アフリカ代表とそれぞれ対戦する国際親善試合で、スペイン代表として晴れてデビューする運びとなった。
これに対しスコラーリ監督は、「代表でプレーする意思の無い選手は、自動的に招集外にするしかない」としながらも、ジエゴ・コスタの決断に遺憾の意を表明している。
「彼は、『地元開催のW杯で、母国を背負って戦って欲しい』という無数のブラジル国民の夢に背を向けた」
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