まるで火災!? アトレティコファン、ビセンテ・カルデロン解体前に発煙や花火でド派手なお別れ会

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 アトレティコ・マドリーは、ホームスタジアムを移転してから2シーズン目を終えようとしている。かつて使用していたビセンテ・カルデロンの解体が始まることをきっかけに、ファンが旧スタジアム前に集結。発炎筒や花火に加え、チャントを歌い思い出のスタジアムに別れを告げたと、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が伝えている。

 アトレティコ・マドリーは、2017年9月にホームスタジアムをビセンテ・カルデロンからワンダ・メトロポリターノに移転。新スタジアムはビセンテ・カルデロンと同様に、UEFAスタジアムカテゴリーで最高を表すカテゴリー4にランク付けされており、今季はUEFAチャンピオンズリーグ決勝が開催される。

 一方、旧スタジアムのビセンテ・カルデロンは解体工事が近々、本格的に解体が始まり、跡地は住宅街となる予定だ。それを受けたアトレティコ最大のサポーターグループの一つは、現地時間5月4日にビセンテ・カルデロンとのお別れ会を開催。スタジアム前には数百人のファンが集い、発煙筒を焚き、花火を打ち上げ、チャントを歌ったりするなど、思い出の詰まった旧スタジアムとの別れを惜しんだ。日が落ちてから焚かれた発煙筒は、火災と見間違うほど規模の大きいものだった。

「ムンド・デポルティーボ」紙は公式ツイッターで、その様子の一部を映像で公開。その映像を見た人たちからは、「スポーツの歴史の一部。永遠に忘れられることはないでしょう」「常に我々の心の中にある。カルデロンよ、永遠に」といった別れを告げるコメントが相次いだ。

 その他には、スペイン国王杯のタイトルをビセンテ・カルデロンで2度獲得しているベティスのサポーターもコメント。「カルデロンはいつも私たちの物語の舞台」と、アトレティコのファンだけでなくスペイン国中が思いを馳せていたようだ。

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