エンリケ・セレソ会長がGKヤン・オブラクの慰留に自信を示している。同会長がスペイン『オンダ・セロ』で語った。
現在、3シーズン連続でサモラ賞(リーガ最優秀GK賞)を獲得するなど世界屈指の守護神に成長したオブラクには1億ユーロ(約131億円)の契約解除金が設定してあることもあり、昨季終了後には今夏の退団の可能性が盛んに報じられていた。
しかし、今夏の移籍市場ではオブラクの獲得候補に挙がっていたレアル・マドリーがチェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワ、リバプールがローマのブラジル代表GKアリソン・ベッカーの獲得に迫っているほか、パリ・サンジェルマン(PSG)が元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンを獲得しており、オブラクの今夏のアトレティコ残留は濃厚となっている。
また、セレソ会長は現時点でオブラクに対するいかなるオファーも受け取っていないことを明かした。「誰も彼(オブラク)の獲得のために我々にコンタクトを取ってきた者はいない。我々と彼の間には強い結び付きがあり、彼が今後数年間に渡って我々のチームの重要な役割を担ってくれることを確信している」
オブラク慰留に自信を示した一方、同会長は今夏の新戦力補強に関しても言及している。「新戦力のロドリ(ロドリゴ・エルナンデス)が今週木曜(19日)に、レマルが金曜(20日)にお披露目される予定だ。同時に更なる取引成立に向けて動いているところだ。我々は実現可能な取引を受け入れ、自分たちのスカッドを強化していくつもりだ」
なお、アトレティコではスポルティング・リスボンのポルトガル代表FWジェウソン・マルティンスと、ミランのクロアチア代表FWニコラ・カリニッチの移籍成立が間近に迫っているとの報道も出ている。
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