サガン鳥栖への加入が決定したフェルナンド・トーレスの獲得を最後まで争っていたのは、メジャーリーグサッカー(MLS)のシカゴ・ファイアのようだ。『マルカ』が伝えている。
2015年冬に幼少期から過ごす古巣アトレティコ・マドリーに復帰したトーレスは、ヨーロッパリーグ(EL)優勝を置き土産に2017-18シーズン限りで退団した。シドニーFCや北京人和、シカゴ・ファイアーの名前も取り沙汰された中、一時破談が囁かれた鳥栖行きを決断。 10日に鳥栖への加入が発表された。『マルカ』によると、同クラブと1年間の契約延長オプション付きの1年半契約を結んだようだ。
同メディアによると、トーレスには上記のクラブを含めて、フランス、イングランド、ドイツ、スペインといった欧州クラブからもオファーがあった中で、最後まで獲得を粘っていたのがシカゴ・ファイアだったという。同クラブで現在指揮を執っているのは、元セルビア・モンテネグロ(現在はセルビアとモンテネグロに分裂)代表のFWヴェリコ・パウノヴィッチ監督。同監督は現役時代に1996年から2002年、2003年から2005年までアトレティコ・マドリーでプレーしており、下部組織在籍時も含めて1995年から2007年まで所属していた頃のトーレスとチームメイトだった。
この繋がりもありシカゴ・ファイアへの移籍が有力視されていたが、1カ月以上の間関心を寄せていた同クラブは最後まで契約を結ぶことができず。9日の朝にはパウノヴィッチ監督が最後の勧誘をしたようだが、その時にはすでにトーレスが鳥栖行きを決断していたようだ。
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