ミランに所属するクロアチア代表FW二コラ・カリニッチ(30)を巡り、アトレティコ・マドリーとセビージャが競合しているようだ。スペイン『アス』が報じた。
昨夏にフィオレンティーナから買い取り義務付きのレンタル移籍でミランに加入したカリニッチ。総額2500万ユーロ(現在のレートで約32億4000万円)の移籍金を支払い獲得した同選手には、ミランも大きな期待をかけていたが、2017-18シーズンは公式戦41試合でわずか6ゴールと期待を裏切る結果となった。
ミラン側はカリニッチ売却時には獲得時と同様の移籍金2500万ユーロ(約32億4000万円)を見込んでおり、交渉成立を目指すセビージャとアトレティコ・マドリーがそれぞれ難色を示していることが、イタリア『フットボール・イタリア』により以前より伝えられていた。
しかし、今夏の移籍が断念となる可能性も報じられていた中で、『スカイ・スポーツ・イタリア』は以下のようにミランでスポーツ・ディレクターを務めるマッシミリアーノ・ミラベッリ氏の発言を引用。交渉進展の可能性を仄めかしている。「私たちは多くのトッププレーヤーを抱えていて、幾人かにはオファーが届いている。(ニコラ・)カリニッチは多くのクラブから求められており、アトレティコとセビージャが現在最も接近しているクラブだ」
クロアチア代表として参加したロシア・ワールドカップでも途中出場を拒否しチームからの離脱を命じられるなど、ミランでのパフォーマンスから発した悪い流れを引きずり続けているカリニッチ。噂されるいずれかの新天地に辿り着き、復活を遂げることはできるのだろうか。
コメント