アントワーヌ・グリーズマンは、FCバルセロナでプレーすることを再び夢見ており、バルサもまたそれを知っている。好ましいニュースであろうとなかろうと、これは事実だ。
グリーズマンは数週間前にバルサへシグナルを送っている。同選手に近い人間が言うには、アントワーヌは昨夏バルサ行きに”ノー”と宣言したことを申し訳なく思っているという。本人が述べたコメントではないが、それが確認されたのはチャンピオンズでユーヴェに逆転負けする前のことだった。
32歳になったルイス・スアレスの後継者を探すバルサは、アイントラハト・フランクフルトのルカ・ヨヴィッチを筆頭に、ロドリゴ・モレノ(バレンシア)、アンドレ・シウバ(セビージャ)、マキシ・ゴメス(セルタ)などにフォーカスしていると言われている。
しかし、フランスから前述のシグナルが届くと、バルサはそれをポジティブに捕らえた。昨夏、ジェラール・ピケの会社が製作したドキュメンタリーで、グリーズマンがバルサ行きを拒否したとき、冷や水を浴びせられたことは忘れていない。しかし、それはもう過去のことだ。
ディエゴ・シメオネやスタッフ、チームメイトの説得により、熱意を持ってシーズンをスタートさせたグリーズマンだが、ワンダ・ メトロポリターノでチャンピオンズの決勝をプレーするという目標が失われた今、当初の意気込みは少しずつデフレートしつつある。守備を求める指揮官の戦術にもうんざりしているようだ。
アントワーヌを落胆させたもうひとつの要因は、アトレティコの分解を目の当たりにしていることである。自分のバルサ行きを全力で止めたクラブが、ゴディンのインテル行きを容認し、フィリペ・ルイスとは契約を更新せず、リュカ・エルナンデスはバイエルン・ミュンヘン移籍が濃厚な状況だ。ジエゴ・コスタにも中国行きのうわさがある。
アトレティコでタイトル獲得を目指していたグリーズマンが失望するのは当然であり、攻撃的なスタイルを楽しむのに最適なバルサ行きを再び夢見るのは十分理解できる。
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