アトレティコ、パフォーマンスは相変わらず低調も…ガメイロ弾で5試合ぶり勝利/リーガ第9節

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リーガエスパニョーラ第9節

セルタ 0−1 アトレティコ・マドリー

アトレティコ・マドリー:ガメイロ(28分)

22日のリーガエスパニョーラ第9節、アトレティコ・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦を1−0で制した。

チェルシー戦(1-2)、レガネス戦(0-0)、バルセロナ戦(1-1)、カラバフ戦(0-0)と4試合にわたって勝利から見放され、“ミニ・クライシス”が騒がれるアトレティコ。カラバフ戦に続くアウェー2試合目の舞台は、ハリケーンの強風の影響で拡大した山火事によりスタジアムの一部が被害を受け、8000人分のスタンドを閉鎖したバライドスである。

、さらにはカラスコも負傷で欠くシメオネ監督は、GKオブラク、DFフアンフラン、サビッチ、ゴディン、ルーカス・エルナンデス、MFアンヘル・コレア、、トーマス、サウール、FWガメイロ、グリーズマンをスタメンとして普段の4-4-2のシステムを採用している。

アトレティコは不調を引きずるように、序盤からセルタのボール保持を許して押し込まれる。グリーズマン、ガメイロの2トップを駆使したカウンターも機能せず、ただただ守勢に回り続けた。18分にはセットプレーからセルジ・ゴメスにヘディングシュートを放たれたが、これはGKオブラクの好守によって難を逃れる。

劣勢のシメオネ監督はシステムを4-3-3に変更し、、トーマス、サウールのトリボテ(3ボランチ)でもって中央の守備を固める。その後にはグリーズマンが2回にわたってシュートを放つなど得点の匂いを感じさせ、28分にセットプレーから先制点を記録。ガビが蹴ったCKのルーズボールから、ゴールエリアに位置していたガメイロがボールを押し込んだ。

先制に成功したアトレティコは、グリーズマン、A・コレアも中盤に下がった4−5−1で守備にプライオリティーを傾け、速攻から追加点を狙った。だが不用意なボールロストなど、ここ数試合にわたって目立つケアレスミスも相次ぎ、セルタの攻撃を完全には防ぎ切ることはできず。守護神オブラクのさらなる好守もあって、何とか無失点で試合を折り返した。

後半が始まると、セルタは70%以上のポゼッション率を記録し、アトレティコは相手の攻勢を凌ぐことだけに終始。シメオネ監督は59分に得点シーン以外では存在感がなかったガメイロとの交代でガイタンを投入し、1トップにはガメイロの代わりにグリーズマンを置く。さらに65分にはイエローカードを受けていたガビとの交代でヒメネスもピッチに立たせた。

しかしながら、その後もアトレティコの速攻は機能することなく、セルタがボールを保持してゴールを狙い続けるという一方通行の展開が続く。アトレティコは77分、マキシ・ゴメスにフリーでボレーを打たれたが、フアンフランが素早く寄せて事なきを得る。また89分にはイアゴ・アスパスのシュートを許したものの、またもオブラクが好守を披露した。

シメオネ監督は88分に最後の交代カードを切り、A・コレアの代わりにフィリペを入れて守備を強化。パフォーマンスが改善されたとは決して言えず、迷いがあるようなプレーを相変わらず見せていたアトレティコだったが、虎の子の1点を最後まで守り切ることで5試合ぶりとなる勝利を飾っている。

アトレティコは勝ち点を19に伸ばして、首位バルセロナと勝ち点6差、2位バレンシアと勝ち点2差で3位に位置。セルタは勝ち点11で暫定10位となっている。

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