14日に行われるリーガ・エスパニョーラ第8節で、アトレティコ・マドリーはバルセロナと対戦する。今年9月にオープンしたばかりの新本拠地ワンダ・メトロポリターノで行われる大一番だが、フェルナンド・トーレスは極度の不振に陥っているようだ。9日付の『マルカ』が伝えている。
アトレティコ・マドリーの下部組織出身であるトーレスは、2000-01シーズンに当時17歳でトップデビューを果たした。すると、その翌シーズンからは、必ずリーグ戦の第8節を迎えるまでに公式戦でゴールを奪ってきたという。シーズン初ゴールを記録するのに最も時間を要したのは、デビュー4年目となった2003-04シーズンのこと。同シーズンはリーガ・エスパニョーラ第7節のマジョルカ戦でようやく初ゴールを挙げた。
しかし今シーズンは、リーグ開幕7試合を終えた時点でまだゴールがない。チャンピオンズリーグ(CL)を含めて公式戦6試合に出場しながら、ゴールネットを一度も揺らすことができていないのだ。ここまでスタメン出場したのは、リーガ・エスパニョーラ開幕節のジローナ戦のみ。その後は途中出場が続き、総プレー時間は198分にとどまっている。出番が限られているとはいえ、キャリアワースト記録を更新している状況だ。
33歳となり、衰えも指摘され始めているトーレス。しかし、次戦に迎えるバルセロナはキャリアで最もゴールを奪っている相手であり、過去21試合で11ゴールを記録している。お得意様からシーズン初ゴールを奪う絶好のチャンスが巡ってきたと言えるだろう。
なお、バルセロナ戦に出場すれば、トーレスはアトレティコ・マドリーでのリーグ戦通算300試合出場を達成する。今もファンの間で高い人気を誇る“背番号9”は、節目の試合でチームを勝利に導くゴールを決めることができるのか。終了のホイッスルが鳴るまで目が離せない。
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