アトレティコ・マドリーは、16日のリーガエスパニョーラ第4節マラガ戦(1-0)で新本拠地ワンダ・メトロポリターノのこけら落としを迎えた。FWフェルナンド・トーレスは、新なスタジアムでプレーすることを喜びながら、なによりもファンの存在を強調している。
フェルナンド・トーレスはマラガ戦後に会見に出席し、次のように語った。
「ファンの前でこのユニフォームを着られることから、大きな満足感を得られる。彼らの愛情を感じられることこそが、疑いようもなく僕の最大の勝利なんだよ。今日はアトレティコスにとってお祭りとなった。彼らなくして、クラブは現在の場所までたどり着けなかった」
「全員が誇り高く、幸せを感じている。ただこのスタジアムに入場して、満杯のスタンドを見るのは奇妙な感覚だっただろう。まるで決勝を戦うようにも思えた。僕たちはまだ、このスタジアムを自分たちの家だとは思えないでいる。でも、これから思い出をつくっていくんだ」
また新メトロポリターノが、前本拠地ビセンテ・カルデロンのように熱狂に包まれるスタジアムになることを願った。
「カルデロンは絶対に忘れることができないし、あのスタジアムをここに持ち込めらたらいい。このスタジアムの収容人数は2万人多いし、僕たちはさらに強くなれるはずだ」
今季ここまでの5試合で、わずか1試合しか先発していないフェルナンド・トーレスだが、「目前の試合を最後の試合」と捉えながら出場機会を手にする意欲を示した。
「プレーし始めたときから、簡単なことなど何一つとしてなかった。アトレティではキコやサルバがいたし、代表でもイングランドでも最高の選手たちと競い合ってきたんだよ……。そう、競争こそが僕を強くしてきた。困難を乗り越え、最後にはピッチに立つ。このアトレティでの第二の日々だって、いつもそうだった」
「僕は揺るぎなさ、頑固さによって、最後にはピッチに立ってきた。まだプレーすることはできる。そう思えないときには違う話をすればいいが、でも僕は日曜にプレーするために練習に励み、もしプレーできなければその次の日曜のために練習する。1試合や2~3試合でプレーできないからといって、自分からあきらめることはない」
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