ビトロの契約延長合意でアトレティコに打撃…セビージャがライバル相手に「ゴラッソ」決める

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セビージャのホセ・カストロ会長は10日、MFビトロと契約延長を行うことを認めた。これにより、同選手を狙っていたアトレティコ・マドリーは少なからず打撃を受けたはずだ。

ヨーロッパの強豪クラブと競うため、今夏ディエゴ・シメオネ監督はビトロの獲得をクラブに要望。アトレティコはすでに選手と個人合意にこぎ着け、契約解除金3500万ユーロ~4000万ユーロを支払っての移籍成立が時間の問題とみられていた。

しかしながら、セビージャはビトロを手放さなかった。両者は2022年までの契約延長で合意。ビトロの年俸は300万ユーロに引き上げられ、現所属メンバーの中でトップクラスのサラリーが保証されることとなっている。スペイン『マルカ』では、「セビージャがアトレティコにゴラッソを決めた」と形容されている。

セビージャがスペイン代表MFとの契約延長を急いだ裏には、マンチェスター・シティFWノリート獲得交渉が難航している事実があるとみられる。ビトロは11日未明にセビージャに着き、13日に日本へと向かうプレシーズンツアーに帯同する予定だ。

アトレティコは今夏、シメオネ監督の強い要望でビトロとチェルシーFWジエゴ・コスタ獲得を至上命題としていた。だがビトロ獲得の可能性はほぼ消滅。契約解除金の出し渋りが仇となった格好である。

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