18日のリーガエスパニョーラ第12節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのレアル・マドリー戦をスコアレスドローで終えた。これで首位バルセロナとの勝ち点差は10に広がったが、DFフアンフランはタイトルレースの決着はついていないことを強調する。
試合後、会見場に姿を現したアトレティコの右サイドバックは、次のようにコメントした。
「リーガはまだ先が長い。バルサはリーグ戦を素晴らしいものとしているが、それでも、いつかつまずかなければならない」
フアンフランは一方で、不調を引きずり、移籍願望もちらつかせるような発言もしているFWアントワーヌ・グリーズマンにも言及。「家族は死んでも守り抜く」と話したディエゴ・シメオネ監督と同様に、フランス代表FWを擁護している。
「僕たちは彼と命をともにしている。ロッカルーム内に疑いはない。一度ゴールを決めれば、次々と決まるはずだ。僕たち全員で彼を助けていかなくてはならない。問題は彼だけにあるわけじゃない。チームメートについて悪く言うことなど絶対にないし、アトレティコにこれだけの結果をもたらしてくれたアントワーヌについて何かを口にするなど、もってのほかだよ……」
「最終的には、結果が物を言う。もし、引き分け続けているここ最近の試合で勝利を収めていたら、また違うことが話されていたはずだ。彼の表情からは感じるものがある。次のローマ戦、真っ向から戦いに臨んでいくはずだ」
またアトレティコの今季のパフォーマンスについては、次のように語った。
「最高の守備こそが最高の攻撃、それこそが僕たちの哲学だ。そのアイデンティティーによって、これまでタイトルを勝ち取ってきたんだよ。前線のパフォーマンスについては改善しなければならないけど、それはトップにいる選手たちだけでなく、全員で良くしていかなくては。ゴール前でより明確なプレーを見せられれば、すべてが変わるはずだ。ファンは落ち着くことができる。彼らは僕たちが命を懸けていることを知っているし、そうやってピッチの上に立つならば、値すべき褒賞がなければね」
「監督はいつだって、勝利のために必要なことを準備している。問題は、ボールが枠に入らないことだ。君たち(報道陣)はエキスパートであり、コレアかケヴィン(ガメイロ)のゴールが決まっていれば、チームのソリッドな部分が強調されていたと知っているはずだ。僕たちに必要なのは得点であり、それがここまでの歴史に終止符を打つものとなる」
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