アトレティコ&レアル・マドリー、新メトロポリターノでの初ダービーは0-0決着…バルサとの勝ち点差は10に/リーガ第12節

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18日のリーガエスパニョーラ第12節、ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー対レアル・マドリーはスコアレスドローで終了した。

通算217回目、アトレティコの新本拠地では初のマドリーダービーである。両チーム勝ち点23で並び、同日にレガネスを下したバルセロナに勝ち点11差を付けられている状況と低調ぶりが際立つが、この誇りを懸けた一戦に勝利することで勢いを増したいところ。逆に敗戦すれば、それはタイトルレースからほぼ脱落することを意味する。

アトレティコは負傷によって直近の6試合を欠場していたコケが復帰。GKオブラク、DFフアンフラン、サビッチ、ゴディン、リュカ、MFアンヘル・コレア、、トーマス、、サウール、FWグリーズマンをスタメンとして4-1-4-1を採用した。一方、心膜炎を患っていたカルバハルが復帰したレアル・マドリーはGKカシージャ、DFカルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、イスコ、FWクリスティアーノ・、ベンゼマを先発させ、中盤ダイヤモンドの4-4-2を採用している。

6万8000人を収容可能な新メトロポリターノは、史上初の満員を記録。「飛ばない奴はマドリディスタ!」のチャントが響き渡り、物理的にも振動する中で試合はキックオフのホイッスルを迎えた。序盤にペースを握ったのは、アトレティコ。3分にA・コレアがカシージャと1対1となる場面があるなど、カウンターからレアル・マドリーのゴールに迫った。

対してレアル・マドリーは、、トーマス、ガビで中央を固めるアトレティコの守備を崩し切ることができない。イスコがポジションを変えながら攻撃を組み立てるも、アトレティコのゾーンディフェンスが完璧に機能しているために穴を見つけられず。またボールを奪われた後のプレッシングが甘く、容易にカウンターを許す状況が続いた。

しかし30分を過ぎると、カウンターを得点につなげられないアトレティコの疲弊もあって、レアル・マドリーがサイドからサイドにボールを動かしながら、じりじりとゴールに迫っていった。32分にはクロースがC・ロナウドとのワン・ツーからペナルティーエリア内に侵入。だが、このシュートはサイドネットを揺らすのみに終わる。また38分にはマルセロのクロスからS・ラモスがゴールを狙うも、ルーカスに顔を蹴り上げられてしまう。しかしながらフェルナンデス・ボルバラン主審が、この場面でPKを取ることはなかった。

前半の終盤はレアル・マドリーの波状攻撃が続き、そのままハーフタイムに突入。ルーカスとの接触の際に鼻血を出していたS・ラモスは鼻骨を骨折した可能性が高く、ジダン監督は後半からナチョをピッチに立たせている。

後半に入ってもレアル・マドリーがアトレティコを押し込む状況は変わらない。シメオネ監督は54分に1枚目の交代カードを切り、トーマスに代えて負傷明けのカラスコを投入。カラスコを左サイドに据え、A・コレアをグリーズマンとともに最前線に並べる4-4-2にシステムを変更した。

その後にはアトレティコが攻勢に回る時間もあったが、最後の局面で精度を欠き決定機を生むまでには至らない。ポゼッションで上回るレアル・マドリーも決定機は生み出せず、ゴールの匂いを感じられぬまま時間だけが流れていった。75分過ぎ、両指揮官はさらなる動きを見せる。ジダン監督がベンゼマとの交代でアセンシオを入れると、シメオネ監督はA・コレア&グリーズマンに代えてガメイロ&フェルナンド・トーレスをピッチに立たせた。

アトレティコは78分、F・トーレスのパスを受けたガメイロがループシュートを放つも、枠へと向かうボールは間一髪のところでヴァランにクリアされる。対するレアル・マドリーは82分、C・ロナウドが直接FKからゴールを狙うも、これはオブラクのセーブに遭う。また、その3分後にはクロースのミドルをオブラクが弾き損ね、こぼれ球にC・ロナウドが詰めたがサビッチにクリアされた。結局、スコアは0-0から動くことなく終了のホイッスル。首位バルセロナとマドリー勢の勝ち点差は、10まで広がることになった。

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