CL敗退濃厚のアトレティコ…シメオネが連呼した言葉は「運命」

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31日のチャンピオンズリーグ・グループH第4節、アトレティコ・マドリーは本拠地エスタディオ・メトロポリターノでのカラバフ戦を1-1のドローで終えた。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、決定機を決め切れなかったことで勝利を逃したとの見解を示した。

逆転でのグループリーグ突破に向け、是が非でも勝利が欲しいアトレティコだったが、前半に先制点を許す苦しい展開となる。56分にMFトーマスのゴールで追いついたが、逆転には至らず。手痛い引き分けとなった。

「結果をもとにすれば、説明することすべてが言い訳となる。試合は悪いものではなかった。立ち上がりと前半終了間際は的確なプレーを見せられず、不安や心配が私たちを襲った。しかし後半、チームができることすべてを行ったという感覚がある。カラバフと彼らのGKは素晴らしい試合を演じてみせた」

「結果は求めていたものではなかった。ゴールを決めることに関して、運命は私たちにひどい仕打ちをする。運命に打ち勝たなければならない」

守備の脆さを指摘されると、次のように返答している。

「セルタ戦では猛攻を受けながらリードを守り切ったが、それ以外のエルチェ、カラバフ、ビジャレアル戦は確かにそうだった。今日は私たちがゴールを目指す展開で、後半には決められるだけのプレーを見せたが……、運命がそれを嫌ったんだよ……。責任は完全に私にある。この運命の逆境を乗り越えなければならない」

勝ち点を3までしか伸ばせなかったアトレティコ。グループ突破のためにはチェルシー、ローマとの試合に勝ち、その両チームのいずれかがカラバフとの試合を引き分け以下で終えるという”奇跡”が必要となる。

「まずはコルーニャでの試合(デポルティボ戦)について考えなければならない。チャンピオンズでは、とにかく自分たちの試合に勝つのみだ。フットボールでは、値する結果を手にするものだ。まずローマに勝つことを目指し、その後に運命が私たちに値するものを与える」

シメオネ監督はまた、CLグループリーグ敗退が自身に取って失敗かどうかを問われ、「そんなことは考えていない」と返答。さらにアトレティコがプレースタイルを見失っているとの意見には、こう返した。

「私たちは同じ形でプレーし続けているし、今日のような試合には30〜40回勝ってきた…。違いがあるとすればゴールを決めていたことで、そこから精神的な強さや勇敢さが話されていたんだよ。しかしゴールを決めなければ、異なる部分を見られることになる」

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