28日のリーガエスパニョーラ第10節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのビジャレアル戦を1-1のドローで終えた。ここ7試合の成績が1勝5分け1敗と結果が出ていないが、ディエゴ・シメオネ監督は浮上に向けて手応えを感じている様子だ。
ビジャレアル戦後に会見に出席したシメオネ監督は、この試合で見せたようなパフォーマンスを続けていければ、上昇気流に乗れるとの見解を示している。
「ここ最近戦った一連の試合の中で、今回が最も良かった。インテンシティーの高さや、コレア、ガビ、トーマス、サビッチら選手各々のプレーとね……。私たちは試合に勝つための状況を手にしていた。勝ち点1は物足りない。が、私は選手たちの成長などポジティブなことを心に残している。この道を進み続ければ、求めるているものを手にできるだろう」
前半に幾度も決定機を迎えながら、物にすることができなかったアトレティコ。61分のFWアンヘル・コレアのゴールでようやく先制したが、81分にCKからFWカルロス・バッカの同点弾を許して勝ち点1を分け合っている。
「ゴール後に一気に調子を落とした? それは絶対に違う。私たちは試合をうまくコントロールしていた。確かにビジャレアルは良いプレーを見せていたし、クロスから可能性を生み出していたね。一方の私たちはガメイロが勝負を決められる決定機を手にしたが、彼らのGKの好セーブに阻まれてしまった」
「この試合はポジティブにもネガティブにも見ることができるだろうが、私はポジティブな方に目を向けたい。このまま進み続ければ、もっと良い結果を収められるはずだ」
「立ち止まったら負ける。人生の中で何度もそう諭されてきた。私は選手たちを信じ続けている。今日のインテンシティーとアグレシッブな姿勢があれば、良くなっていくだろう」
シメオネ監督はまた、メトロポリターノでのここ3試合でリードを守り切れなかった理由を問われ、「相手がゴールを決めるからだ」と返答。一方で、今季に入ってから出場機会を増やしているA・コレア、MFトーマス・パーテイについては次のように語った。
「コレアとは何度も話し合ってきたが、今日は良いプレーを見せ、なおかつゴラッソも決めた。トーマスもとても良かったね……。コレアが成長を続けること、成長を止めないことを願っている。彼は1対1に強く、これからも私たちを楽しませてほしい」
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