トーレス、メキシコ移籍を断っていた?…「アトレティコで引退したい」

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 FWフェルナンド・トーレスはアトレティコ・マドリー以外のクラブで引退する気はないようだ。スペイン紙『アス』がメキシコのトルーカ公式チャンネルを引用し、7月29日に伝えている。

 クラブのオフシーズンキャンプでメキシコを訪れていたトーレスは、練習試合も行ったトルーカの公式チャンネルに登場し、将来や監督について語った。「ここは僕の家だよ。最初にここを離れてから8年経ってアトレティコに戻ってきたけど、ここが心から幸せだと感じる場所なんだ。僕の望みはこのチームのためにプレーすること、そしてここで引退すること。それからもちろんタイトルを勝ち取ることと、ヨーロッパのベストクラブの1つとしてあり続ける手助けをすることもだ。これが唯一、僕の頭と心にある選択肢なんだ」と語り、アトレティコ・マドリーで引退したい意向を明かした。同紙によると、今夏にクルス・アスルからビッグオファーが届いていたが、トーレスは断っていたそうだ。

 トーレスは同クラブに数々の栄光をもたらしたディエゴ・シメオネ監督についても言及、「シメオネはこのクラブがどういうものなのかという信念をより強固なものに変えてきた。僕がアトレティコに来た10歳の時からその信念を教わっていたけど、歴史の中ではそういったものが失われたりしてしまう時期はある。しかしエル・チョロ(シメオネ監督の愛称)は僕たちが大事にしなくてはいけないものをすべてこのクラブに取り戻させたんだ。それは犠牲の心だったり、人間性だったりファイティングスピリットだったり…。僕たち全員が同じ方向を向く事ができれば、どんな強敵だって勝てるはずさ」と語り、クラブの哲学を取り戻したシメオネ監督を称賛した。

 1日に行われたアウディカップのナポリ戦でもゴールを決めるなど、現在33歳のトーレスは年齢を感じさせないパフォーマンスを見せている。

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